アレクセイ・ポクシェフスキー

主力選手の欠場が相次いでいるセルビア代表

サンダーのアレクセイ・ポクシェフスキーが今夏のワールドカップ出場を断念した。

21歳のポクシェフスキーは2020年のNBAドラフトで全体17位指名を受けた213cmのフォワード。持ち前の万能性を発揮しルーキーイヤーからローテーション入りすると、キャリア3年で平均21.6分のプレータイムを得て、7.9得点、4.9リバウンド、2.1アシスト、0.9ブロック、0.6スティールを記録。今シーズンは初めて3ポイントシュート成功率が30%を超え(36.5%)、1.3ブロックを記録するなど、順調にNBAにアジャストしている。

しかし、線の細さも影響してかケガに悩まされ続け、2021-22シーズンの61試合が最多出場で、ここまでの3シーズンで140試合の出場に留まっている。そして、今回のワールドカップ辞退もケガが関係している。ポクシェフスキーは5月初旬に右上腕を骨折し、そのリハビリにはげんでいたが、まだボールを持って練習する許可をもらえていない状況だという。関係者がセルビア紙に語ったところによると、8月末までボールを使ったトレーニングができないが、9月下旬から始まるサンダーのトレーニングキャンプには間に合う見込みだ。

セルビア代表はポクシェフスキーの他にも主力選手の欠場が相次いでいる。二コラ・ヨキッチは休養のため、バシリエ・ミチッチは来シーズンのNBAに集中するため、すでにそれぞれが欠場を表明。また、長年セルビア代表を引っ張ってきたニコラ・カリニッチ、ウラディミール・ルチッチもケガで欠場となっている。