ビクター・ウェンバニャマ

「今後への良い準備になった。大事なのはシーズン開幕に向けての準備」

ビクター・ウェンバニャマはサマーリーグデビュー戦で、27分間プレーしてフィールドゴール13本中2本成功の9得点、8リバウンド3アシスト5ブロックを記録した。

高さとウイングスパンを生かしてのプレーはもちろん、長身であるにもかかわらず重心の低いハンドリングの良さ、ノビがあってしなやかな動きなど、ドラフト全体1位指名を納得させるプレーはあったが、ここ3週間で環境が大きく変わり、まだ何の実績も残していないのにオールスター級のコート外の仕事をやらされ、バスケから離れていた影響は間違いなくあった。

レブロン・ジェームズがルーキーだった2003年以来の注目を浴びる彼は、おそらく今を楽しめていない。プレッシャーは大きく、バスケに集中できない環境にストレスを感じている。それと同時に、これを言い訳にせずに当たり前として受け入れることが必要なことも理解している。

「初めてスパーズのジャージーを着てプレーした。特別な瞬間だったよ。勝てて良かった。これ以上のスタートはないよ」とウェンバニャマは言う。

「慣れるための時間は十分じゃないけど、それでやらなきゃいけない。常に大事なのは試合に勝つことで、それはできた。僕個人としてはすべてが初めてで、慣れるのに必死だったよ。一番大変だったのはチームメートを理解すること。コールの中で他の選手とリズムが噛み合わないことがあった。ポイントガードのコールにもっと上手く応えなきゃいけない」

他の選手はサクラメントで2試合を消化していたが、このシリーズに参加しなかったウェンバニャマはサンアントニオに一人残っていた。練習量が足りていないだけでなく、チームとしての練習がほとんどできていない以上、噛み合わないのも無理はない。

「まずは身体を作らなきゃいけない。このプレースタイルは本当に疲れるよ。今日の出番はそんなに多くなかったのに、ベンチに戻って来た時は毎回疲れ切っていた。コンディションをしっかり作らなきゃね」

「正直に言えば、今日はコートで自分が何をやっているのかよく分かっていなかったと思う」とウェンバニャマは言う。「でも、今後への良い準備になった。大事なのはシーズン開幕に向けての準備だからね」