大記録も「自分のところにボールが落ちてきただけ」とチームメートに感謝
現地18日、ナゲッツは119-115でホーネッツに競り勝ち今シーズン18勝目(11敗)を挙げた。12月頭に3連敗を喫したナゲッツだが、ここ5試合で4勝をマークしている。この復調を牽引しているのは大黒柱のニコラ・ヨキッチだ。特にこの試合は40得点27リバウンド10アシストと驚異的なパフォーマンスを見せ、今シーズン5回目、キャリア通算81度目のトリプル・ダブルを達成した。
ちなみにNBAの長い歴史においてもヨキッチ以外に、1試合で40得点27リバウンド10アシスト以上を達成したのは伝説の名選手、ウィルト・チェンバレンしかいない。彼は通算4回記録し、最後に達成したのは1968年3月で53得点32リバウンド14アシストだった。
前半終了時点ですでに20リバウンドを記録していたヨキッチだが、チームメートの助けがあってこその数字と強調している。「正直に言って(リバウンドを取れたのは)みんなのディフェンスのおかげだと思う。僕はリバウンドを取るのに正しい位置にいただけだよ。僕がリバウンドをもぎ取ったり、追いかけてつかんだという訳じゃない。ただ、自分のところにボールが落ちてきたというだけだ。毎晩、この試合みたいだったらいいね」
また、ナゲッツの指揮官、マイケル・マローンは「40-27-10だったとは知らなかった。ただ、この試合でもニコラが素晴らしいパフォーマンスだったのは分かっていたよ」と語り、ヨキッチの味方を生かすプレーを特に称えている。「ニコラ自身だけでなく、彼はチームメート全員をより良くする能力を持っている。彼は世代を代表するタレントなんだ」
ヨキッチは12月以降の8試合で平均30.9 得点、13.5リバウンド、9.3アシストとすさまじい数を残している。ナゲッツとしては絶好調の彼を軸にしたチームバスケットで着実に貯金を伸ばしていきたい。