バイウィーク明けの連勝でシュート力に自信を取り戻した宇都宮vs京都も要チェック

B.LEAGUE#LIVE2022

琉球ゴールデンキングスvs島根スサノオマジック
ホーム連戦が続く琉球の今節は、同地区首位争いを繰り広げる島根を迎え入れる一戦に。前節の滋賀レイクス戦でダブル・ダブルを達成したジャック・クーリーとアレン・ダーラムの2人の活躍は今節も欠かせないだろう。また、4本の3ポイントシュートで相手ディフェンスに的を絞らせなかった今村佳太や岸本隆一の長距離砲にも期待だ。対する島根の前節は仙台89ERSに連勝。リード・トラビスとペリン・ビュフォードを欠いた第2戦では安藤誓哉がキャリアハイの29得点を叩き出すなど、獅子奮迅の活躍を見せた。両チームとも外国籍選手と日本人選手を問わず得点できるオフェンスのため、ディフェンスの完成度次第で勝敗が分かれそうだ。

滋賀レイクスvs名古屋ダイヤモンドドルフィンズ
現在勝率が2割を切っている滋賀は、ホームで名古屋Dと対戦する。ヘッドコーチの退任や外国籍選手の入れ替わりなど不安定な状況が続く滋賀だが、前節の琉球戦との第2戦では、同地区首位チームを相手に5点差まで迫る底力を見せた。また、短期契約のテレンス・キングとデイビッド・ドブラスの2人は2桁得点を挙げて早速チームに貢献している。滋賀と同じく西地区の名古屋Dは、前節に強豪の川崎ブレイブサンダースと対戦。第1戦を落とすも第2戦は19点差をつけて圧勝した。代表帰りの張本天傑と須田侑太郎のプレータイムを制限しての勝利だっただけに、チーム力の高さを見ることができた一戦となった。今節もそのチーム力を武器に、滋賀に立ち向かっていきたい。

広島ドラゴンフライズvsシーホース三河
千葉ジェッツとの東西首位対決で1勝を持ち帰った広島は、ホームで三河を迎える。先発ガードの寺嶋良が前節の第1戦で20得点とチームを牽引し、シューターの辻直人も3ポイントシュートを中心に両日12得点をマークするなど日本人選手が活躍。チームのリーディングスコアラーであるドウェイン・エバンスは8試合連続で2桁得点を記録しており、オフェンスでは隙のない戦いを見せている。対する三河は、前節の宇都宮ブレックス戦で連敗を喫し中地区の6位に沈んでいる。しかし、2シーズンぶりに復帰したセドリック・シモンズが早速先発出場し、リバウンドでチームに貢献するなど好材料も見えている。辻とエバンスの両ウイングを抑え、オフェンスに繋ぐことが三河の勝利には不可欠だ。

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仙台89ERSvs川崎ブレイブサンダース
仙台は2016-17シーズンぶりにリーグ戦で川崎と対戦する。前節の島根戦の第1戦は、ジャスティン・バーレルとラショーン・トーマスの2人に得点が偏ってしまい大差で敗れてしまったが、第2戦では加藤寿一と渡辺翔太が2桁得点し、第3クォーターにはリードする時間帯もあった。この試合のように、日本人選手のアウトサイドシュートが当たってくると白星をつかむチャンスは十分にある。川崎の前節は名古屋Dと対戦。第1戦は前半にリードを許したが、第4クォーターにマイケル・ヤングジュニアが12得点と奮闘し、逆転勝利に。続く第2戦は敗れたが、先発に若手の納見悠仁、前田悟、増田啓介を起用するなど新しい戦い方も見えている。層の厚みが増している川崎に仙台が前節見せた追い上げ力を見せられるか注目したい。

宇都宮ブレックスvs京都ハンナリーズ
前節の連勝でバイウィーク中の暗雲を振り払った宇都宮は、ホームで京都と対戦する。ジュリアン・マブンガの契約解除後初の試合となった前節の第1戦は、鵤誠司が放った5本の3ポイントシュートをすべて決める正確さを見せて連敗を脱出。第2戦では遠藤祐亮が5本の3ポイントシュートを決めており、アテンプトも10本と積極的に打つ姿勢を見ることができた。対する京都は、前節の北海道戦を連勝。リーグトップスコアラーのジェロード・ユトフを中心に61.9%と高い成功率を誇ったアウトサイドシュートで6勝目を手にした。前節の連勝でシュート力に自信をつかんだチーム同士の激しい打ち合いが予想される。

三遠ネオフェニックスvsファイティングイーグルス名古屋
中地区首位を走る三遠は、同県のFE名古屋を迎えての一戦に挑む。前節に秋田をオーバータイムの末に破った三遠は、細川一輝や佐々木隆成の若手ウイング陣が活躍を見せるなど、層の厚さを見せつけた。また、欠場していたカイル・コリンズワースや金丸晃輔が今節に戻ってくれば、さらに止められないチームとなるだろう。FE名古屋は現在6勝5敗で西地区5位に位置している。開幕5連勝から5連敗と勝率を落としていたが、前節の信州戦で連敗を阻止。活躍を見せた帰化選手のエバンス・ルークとリーグ5位の得点力を誇るアンドリュー・ランダルのインサイドコンビと、石川海斗のアシストが勝負の鍵を握りそうだ。