ゲームハイの15得点を記録した吉井を筆頭に、内外バランスの良い攻めを展開

バスケットボール男子日本代表がワールドカップアジア地区予選Window5の2戦目でカザフスタンと対戦した。試合を通して堅守が光った日本は、前半はドライブから、後半はアウトサイドから得点を重ねるなどオフェンスでも的を絞らせずに、81-61で勝利した。

日本の先発は富樫勇樹、須田侑太郎、アキ・チェンバース、張本天傑、ルーク・エヴァンスと、先日勝利したバーレーン戦と同じメンバーとなった。富樫が3ポイントシュートを決め幸先よく試合に入ると、日本はドライブから得点を重ねる。しかし、カザフスタンのインサイドプレーに苦戦し、なかなかリードを広げることができない。一進一退が続く中、この日ゲームハイの15得点を記録した吉井裕鷹が連続でドライブからの得点に成功し、16-13で最初のクォーターを終える。

第2クォーターに入っても日本はドライブが冴える。カザフスタンのゾーンディフェンスに対して、前半だけで5アシストを記録した富樫がドライブで侵入しエヴァンスに合わせるなど、相手ディフェンスを翻弄。残り4分37秒には河村勇輝のスティールから張本が4点プレーに成功し、リードを2桁に乗せる。こうして攻守が噛み合った日本はラストポゼッションでも河村がスティールからイージースコアに繋げ、45-27と大量リードを奪い前半を終えた。

後半に入ると、ドライブを警戒するカザフスタンディフェンスの裏をかき、3ポイントシュート攻勢でリードを広げていく。ディフェンスが下がったのを見た吉井がトップの位置からから3ポイントシュートを沈めると、張本と富樫も3ポイントシュートで続いた。また、テーブス海がドライブから得点やアシストを連発するなど、セカンドユニットも流れに乗った。そして、スイッチを多用してタフショットを打たせる好守も継続した日本は、残り1分半にテーブスの得点でリードを30の大台に乗せて勝負を決めた。