写真=SENDAI 89ERS/bj-league
31歳のベテランが実に6年ぶりにシーズンMVPに輝く。
先週末でレギュラーシーズンの全日程を終えたbjリーグ。昨日、シーズンアワードが発表され、仙台89ERSのウェンデル・ホワイトがレギュラーシーズンMVPを受賞した。
浜松・東三河フェニックスに所属した2009-10シーズン、ホワイトにとっては日本に来た初年度以来、実に6年ぶり2回目のbjリーグMVP受賞となった。
仙台では3シーズン目。その前年の2012-13シーズンに左側中足骨の疲労骨折で長期離脱し、その後はシーズンを通してフル回転できない状況が続いていた。しかし、31歳になって開幕を迎えた今シーズンは、52試合すべてにスタメン出場。そのうち40試合で得点とリバウンドのダブル・ダブルを記録、10月24日の福島戦でシーズンハイの41得点を記録するなど抜群の働きで仙台を引っ張った。
得点ランキングではルブライアン・ナッシュ(平均26.6得点)に次ぐ2位(平均25.3得点)。リバウンドでは5位、アシストでは10位と、3部門でトップ10入りを果たしている。
スタッツだけではなく、勝負強さやダイナミックなプレーなど、大きなインパクトを残したという点もMVP受賞の理由だろう。仙台は東カンファレンス2位でプレーオフに進んでおり、4月30日と5月1日に、ホームの仙台市体育館で信州ブレイブウォリアーズと対戦する。