原因については公表せず「すべてを共有する必要はない」
ティンバーウルブスのカール・アンソニー・タウンズは先週、体調不良によって入院していたが、現地3日のチーム練習に姿を現しメディア対応を行った。タウンズの入院は彼のガールフレンドがInstagramの投稿で明らかにしていたもので、本人も取材でそれを認め、体重が17ポンド(約7.7kg)も減ってしまったと語っている。
地元紙『セントポール・パイオニア・プレス』によると、タウンズは入院時の体調とそこからの回復についてこう振り返っている。「どこにも出かけることができなかった。身体的に多くのことができなかった。歩くことも大きな意味を持っていたよ。玄関を出て散歩に行くことができる時、とても興奮していた。5分や10分の散歩でも僕にとって大きなもので、それができただけでハッピーだった」
そして、体調不良の原因については公表をしないとしている。タウンズは新型コロナウィルスによって母親を含む7名もの親族を亡くしている。家族のプライバシーのことも考えて、タウンズはこう続ける。「この件については内密にする。みんなをあのような目に遭わせる必要はないからね。僕たち全員にとってタフな時間だった。僕はただ、バスケットボールに戻ってこられて幸せだ。僕たちは、誰もが自分のすることをみんなと共有したい世界に住んでいる。だが、僕には自分と家族だけが知っておくべきことがある。すべてを共有する必要はないんだ」
ちなみに体重減少に関して、ティンバーウルブスにセンターのルディ・ゴベアが加入し、自身がパワーフォワードでのプレーが増えることで減量自体は考えていた模様だ。このまま現在の体重でプレーをしてみて、そこから体重を増やすかどうかを判断することになると今後の計画を明かしている。
これからコンディションを戻すまでには時間がかかるだろうが、まずはタウンズが無事に退院し、合流できてチームとしては一安心だろう。このまま何事もなく、シーズン開幕には元気な姿でコートに立っていることを願いたい。