ステフィン・カリー

17分のプレーで3ポイントシュート3本成功を含む17得点を記録

10月2日、ウォリアーズはウィザーズとのプレシーズンマッチに104-95で勝利し、『NBAジャパンゲームズ2022』は終了となった。さいたまスーパーアリーナには9月30日の2万497人に続いて2万647人のファンが集まり、2試合いずれも満員御礼に。この日もウォリアーズはステフィン・カリーやドレイモンド・グリーンといった主力のプレータイムが16分台と長く使わず、開幕に向けたコンディション調整を主としたが、それでも会場は大いに盛り上がった。

カリーは3ポイントシュート3本成功を含む17得点を記録。ウィザーズの八村塁とともに、このジャパンゲームズの主役に相応しいプレーを見せた。試合後の会見では「素晴らしい体験だった。試合前のウォーミングアップからみんな会場に来ていて、興奮を感じることができた。僕らはずっとこの試合を楽しみにしていたんだけど、本当に素晴らしい4日間を過ごすことができた」と語った。

今回の遠征について「すべてが印象的だった」とカリーは言う。「練習と試合は意味のあるものにしたかったし、それ以外のことは楽しもうと、バランスを上手く取りたかった。実際に生産的なものになり、お互いのことをより知って、チームとしての一体感が出たと思う」

日本のファン、特に子供たちとの交流についてカリーは「それがこのジャパンゲームズの狙いなんだ」と言い、こう続けた。「僕たちを目標とする子供たちに良い影響を与え、自信を持ってもらったり楽しんでもらって、バスケットボールやスポーツを好きになってもらう。そんなファンの前でプレーすることは、ウォリアーズに限らずNBA全体にプラスになる。子供たちへの影響は大きいし、それでNBAを目指す子が出てくるかもしれない。僕たちは日本が好きだから今回の遠征は楽しみだったけど、ただそれだけじゃなく、スポーツが生み出す感動を多くの人に伝えたい」

ウォリアーズの指揮官、スティーブ・カーは「今回の遠征は非常に大きな意味があった。様々なイベントを通じてチーム全員が特別な体験を共有し、一体感を強めることができた。おかげで今シーズンは良いスタートを切れそうだ」と収穫を語り、「素晴らしい時間を過ごすことができた。日本のファンの皆さんに感謝したい」と続けた。

ウォリアーズはこの後、帰国してプレシーズンマッチ3試合を消化した後に、10月19日にレイカーズを迎えるホームゲームで2022-23シーズンを開幕させる。