フアンチョ・エルナンゴメス

写真=Getty Images

ディフェンスが機能し3試合連続100失点未満

昨シーズンはオフェンシブなチームという印象の強かったナゲッツが、今シーズンは開幕から堅守が軸の新たなスタイルで結果を残している。10月21日に本拠地ペプシ・センターで王者ウォリアーズを迎え撃ったナゲッツは、終了間際のブロックで大きな1勝を掴んだ。

100-98で迎えた第4クォーター終了間際、ウォリアーズはステフィン・カリーがドライブからレイアップと見せかけ、デイミアン・ジョーンズに丁寧にパス。これをリムの下で受けたジョーンズがレイアップを狙ったものの、フアンチョ・エルナンゴメスが背後からブロックで阻み、ナゲッツがリードを守り抜いて開幕3連勝をマークした。

ナゲッツの開幕3連勝は、カーメロ・アンソニーとチャウンシー・ビラップスが所属した2009-10シーズンに記録した開幕5連勝以降球団ベスト。昨シーズンは平均失点がリーグ22位(108.5点)だったナゲッツだが、今シーズンは3試合続けて失点を100点未満に抑え、現在はリーグベストの95.7点に抑えている。

「これが自分たちが思い描いてきたやり方」と指揮官のマイケル・マローンは胸を張る。また、「たとえ『見苦しい試合』と言われても、勝ちは勝ちだ。特に王者を相手に勝てたのだからね」と語った。

ナゲッツの持ち味が攻撃力なのは変わらず、この日もギャリー・ハリスが28得点、ニコラ・ヨキッチも23得点11リバウンド6アシストを記録し勝利に貢献した。このオフェンスに堅守が合わされば、ナゲッツに怖いものはなくなる。2年目のトーリー・グレッグも「守備が良ければ、リーグのどのチームが相手でも上回れる。チームは今シーズン守備に力を入れているから」と語った。

攻守が噛み合い、今シーズン初めて王者に土をつけたナゲッツ。この快進撃はどこまで続くのか、連勝記録とともに注目したい。