セルビア代表の同僚ヨキッチがいるナゲッツなど複数のチームが獲得に興味
欧州No.1のチームを決める戦い『ユーローリーグ』のファイナル4で、2年連続MVPを受賞中のセルビア人ガード、バシリエ・ミチッチが新シーズンはNBAでのプレーに挑戦したい考えと『eurohoops.net』が伝えている。
28歳のミチッチは、所属するアナドール・エフェス(トルコ)を過去2シーズン連続でユーローリーグ王者へと導くなど、欧州バスケットボール界で最も旬な選手の一人だ。ユーローリーグでは今シーズン34試合に出場し、キャリアハイとなる平均18.2得点に加え、2.7リバウンド、4.6アシスト、1.1アシストを記録した。ミチッチはNBAへの思いをこう語る。「今年はNBAに行く準備ができていると言える。昨年はあと1年ヨーロッパでプレーしたかったから、精神面の準備はできていなかった。今後がどうなるのかは今に分かるよ。エフェスでも暮らしには本当に満足していて、今を楽しんでいる」
ちなみにミチッチのNBAにおける状況だが、元々は2014年ドラフト全体54位でセブンティシクサーズに指名され、現在この権利はトレードによってサンダーに移っている。だが、ミチッチは再建途中のサンダーでプレーする意志はない模様だ。そして、彼の獲得には複数のチームが興味を持っていて、その内の一つにセルビア代表の同僚であるニコラ・ヨキッチが所属するナゲッツが挙げられている。
ただ、彼を獲得するにはトレードを行わなければならず、当然のようにサンダーはできるだけ多くの見返りを求めるだろう。ナゲッツを含めミチッチの獲得に興味がるチームはいかにしてトレードを成立させるか、GMの手腕が問われる。果たして欧州屈指のガードが、NBAでプレーする姿が新シーズンに見ることはできるだろうか。