川島は平均26.6得点、11.2リバウンド、フィールドゴール成功率48.0%を記録
バスケットボールU16男子日本代表は、カタールで行われた『U16アジア選手権』に出場し、過去最高となる準優勝で大会を終えた。
アジア選手権にはオーストラリアやニュージーランド、韓国などを含む13カ国が出場。日本代表は予選ラウンドの第1戦でクウェートを98-33で下すと、フィリピンとの第2戦では福岡大学附属大濠2年の川島悠翔が26得点18リバウンドを挙げてチームを牽引し、73-67で勝利。
インドとのクォーターファイナルも日本は第1クォーターから26-16とリードを奪って最終スコア91-84で勝利した。この試合で川島は3ポイントシュート10本中6本成功を含む32得点と17リバウンドを挙げ、羽黒2年の小川瑛次郎も3ポイントシュート11本中5本成功を含む21得点で続いた。
迎えたニュージーランドとの準決勝でも、日本代表はハードな守備から主導権を握り、第1クォーターを29-13としてリードを奪った。後半に入るとニュージーランドも3ポイントシュートを軸に立て直したが、日本代表も崩れることなく、川島が38得点を挙げる活躍を見せ、最終スコア99-79で勝利し、決勝へ駒を進めた。
決勝の相手は、2大会続けて(2012年、2014年)U17ワールドカップで銀メダルを獲得したことがある強豪オーストラリア。これまで日本は出だしでリズムをつかんできたがオーストラリア戦では32-41と前半でビハインドを背負った。前半はなんとか食らいついていたものの、後半に大きく突き放され63-94で敗れたが準優勝という快挙を成し遂げた。
大会オールスターファイブには、日本から川島と東海大学付属諏訪3年の石口直の2人が選出された。そして、エースとして日本代表を牽引した川島は、大会を通じて平均26.6得点(大会1位)、11.2リバウンド(3位)、フィールドゴール成功率48.0%、3ポイントシュート成功率も42.4%を記録し、大会MVPに選出された。
この『U16アジア選手権』でベスト4入りを果たした日本代表は、7月2日よりスペインのマラガで開催される『U17ワールドカップ2022』の出場権を獲得。男子日本代表がU17ワールドカップに出場するのは、八村塁が得点王に輝いた2014年以来となる。
U16男子日本代表
梶谷崇太(PG/ 178cm/県立広島皆実年3年)
ルーニー慧(SG/ 183cm/ 正智深谷3年)
石口直(PG/ 180cm/ 東海大学付属諏訪3年)
武藤俊太朗(SF/ 190cm/ 開志国際3年)
アピア・パトリック眞(PF/ 196cm/ 福岡第一2年)
崎濱秀斗(PG/ 175cm/ 福岡第一2年)
ウィリアムス・ショーン莉音(PF/ 199cm/ 仙台大学附属明成2年)
川島悠翔(PF/ 200cm/ 福岡大学附属大濠2年)
小川瑛次郎(SF/ 187cm/ 羽黒2年)
鈴木凰雅(PF/ 191cm/ 福岡大学附属大濠2年)
内藤耀悠(SF/ 190cm/ レバンガ北海道U18)
渡辺伶音(PF/ 204cm/ 福岡大学附属大濠1年)