ジェームズ・ハーデン

カンファレンスセミファイナルでは首位ヒートと激突

現地4月28日に行われたプレーオフファーストラウンド、セブンティシクサーズvsラプターズの第6戦は、ジョエル・エンビードが33得点10リバウンド、ジェームズ・ハーデンが22得点15アシスト、タイリース・マクシーが25得点8アシストを記録したシクサーズが132-97で勝利した。

シリーズ3連勝で王手をかけながらも第4戦から連敗を喫したシクサーズは、試合前から気合い十分だった。前半は拮抗しシクサーズの1点リード(62-61)で試合を折り返したが、後半になるとシクサーズはトバイアス・ハリスやマクシーの3ポイントシュートなどで17-0のランを決め、第3クォーターを37-17と圧倒して勝負を決めた。

今シーズン途中からシクサーズでプレーするハーデンは「今日は素晴らしかった」とチームパフォーマンスを振り返った。「今日は試合を通してオフェンスで相手を圧倒したいと思っていて、それを継続できた。どのポゼッションでも良いシュートを決められた結果でもある。良いシュートを決められれば、ディフェンスにも繋がる。チームメートの特性を理解するたびに、自信はどんどん高まっている。今日のような試合は特に勉強になる」

19得点11リバウンド2アシストで勝利に貢献したトバイアス・ハリスは「今日で決めたかった」と試合後に語った。「できるならスウィープ(4勝0敗)で勝ち上がりたかった。NBA選手である以上、スウィープで勝ちたいからね。それは達成できなかったけど、この結果も僕たちのストーリーの一部であって、この経験によって学び成長できる。第4戦に負けた時点で、このシリーズが簡単なものにならないのは分かっていた。もちろん、簡単なシリーズになってもらいたいとも思っていなかった」

ファーストラウンドを制したシクサーズは、次のカンファレンスセミファイナルで東首位のヒートと対戦する。エンビードは、ヒートとのシリーズについて「自分が攻守両面でハードにプレーして、チーム全員でボールを動かして、リバウンドが取れれば大丈夫」と自信を見せている。

東カンファレンスセミファイナル、シクサーズvsヒートの第1戦は、現地5月1日に行われる。