ジョエル・エンビード

タイリース・マクシー「プレーオフ1週間前の練習期間が大きかった」

現地4月18日に行われたプレーオフファーストラウンド、ラプターズvsセブンティシクサーズの第2戦は、ジョエル・エンビードが31得点11リバウンド、タイリース・マクシーが23得点9リバウンド8アシスト、トバイアス・ハリスが20得点10リバウンド、ジェームズ・ハーデンが14得点6リバウンド6アシストを記録したシクサーズが112-97で勝利した。

第2クォーターを35-19で上回り67-52で試合を折り返したシクサーズは、第3クォーター最初のプレーでハーデンのアシストからエンビードのアリウープが決まって会場のボルテージがさらに高まった。エンビードは第3クォーターに9得点、マクシーも7得点を決めて95-73で第4クォーターを迎えたシクサーズに対して、第1戦を落としたラプターズも最終クォーターに意地を見せたものの、ホームのシクサーズが勝ちきった。

シリーズ戦績を2勝0敗とした試合後のインタビューで、エンビードは「全員の力が必要」と語った。「まずはディフェンスから始めないといけない。ここ2試合はフィジカルにやれているし、相手のリバウンドやセカンドチャンスからの得点も抑えられている。ただ、よりボールを大切に扱わないといけないと思っていて、それが次の試合での課題だ」

第1戦でプレーオフでのキャリアハイとなる38得点の大活躍だったマクシーは、ハーデンなどシーズン途中に加入した選手を含むチームケミストリーを構築する上で、プレーオフ開幕前の1週間が大きかったと主張する。「シーズン中のトレードは難しいし、それからオールスターブレークがあって、再開後も試合予定がびっしりだった。きちんとチームでの練習時間も取れていなくて、ジェームズたちとの連携を高める時間がなかった。プレーオフ1週間前の練習期間はとても大きくて、異なるラインナップも試せたし、いろいろと感触をつかめた。それでケミストリーを改善できた」

シリーズ連敗スタートとなったラプターズは、OG・アヌノビーが26得点、パスカル・シアカムが20得点10リバウンド、フレッド・バンブリートが20得点4リバウンド7アシストを挙げたが勝利ならず。現地20日に予定されている第3戦からの2試合は、ラプターズの本拠地トロントに場所を移して行われる。