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クリッパーズの指揮官リバースは「トップ5に入る」と断言

故郷クリーブランドに52年ぶりとなるプロスポーツチームの優勝をもたらしたキャバリアーズ。そのエースであるレブロン・ジェームズは、優勝3回、シーズンMVP4回、ファイナルMVP3回、6年連続ファイナル出場、オールスター選出12回を誇る現在のNBAにおけるトップ選手として、誰もがその実力を認めている。

もっとも、『歴代の選手たちとの比較』となると、その評価は意見が割れる。

クリッパーズでヘッドコーチを務めるドック・リバースは、セルティックス時代から鎬を削り合ったジェームズについて「歴代トップ5に入る選手」と『NBC Sports』に語った。

「彼は歴代トップ5に入る選手だ。スタッツ的にも、目で見えるプレーにおいてもね。セルティックス時代、2011年の東カンファレンス決勝で我々が3勝2敗で王手をかけて迎えた第6戦で、彼には45得点やられた。彼は他の選手とは別次元のプレーをする。美しい技術は見慣れているが、彼のようにパワフルな技術は他に見たことがない。そういうプレーで彼に対する意見が割れることもあるだろうが、成績や優勝回数という点で考えてみても、彼は歴代トップ5に入ると見るべきだ」

歴代ランキングの議論は以前から活発だが、SNS全盛の時代に突入した現代では拍車がかかっている。今年の12月で32歳になるジェームズには、まだ現役としての時間が残されているため、今後のプレー次第で『アンチ派』の考えも変わるかもしれない。

ジェームズは今年のオフ、「マイケル・ジョーダンの影を追いたい」と語り、ジョーダンの優勝6回を目標に掲げた。NBAファイナル史上初となる1勝3敗からの大逆転優勝を果たし、ジョーダンとも、コービー・ブライアントらNBAを代表する選手たちとも異なる立ち位置に立った『キング』の今後に、ますます注目が集まる。

レブロンは背中に、選ばれし者を意味する「CHOSEN・1」というタトゥーを入れている。