シューティングガード

求められるスタッツはPTS、3FGM、3FG%、FT%

今回はB.LEAGUE#LIVE2021 で活躍が期待されるシューティングガード(SG)を紹介する。シューティングガードは3ポイントシュートを決めることを本職としたポジションであり、3ポイントシュートの試投割合が高まっている昨今、市場価値が急上昇している。パスを受けてショットを打つシューター(キャッチアップシューター)タイプと、ボールを受けてドライブなど自らクリエイトできるタイプが存在し、ロスター事情によって求められる役割が変わる。

求められるスタッツはPTS、3FGM、3FG%、FT%である。3ポイントシュートの試投が高まるため、必然的にFGMやFG%が下がる傾向がある点には気をつけたい。

ドラフトすべきシューティングガードTOP5(しんたろう調べ)※3月3日時点

第5位 レイ・パークスジュニア (名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)
試合数(G)28
プレータイム(MP)22.9
得点(PTS)11.2
3ポイント成功数(3FGM)1.29
3ポイント成功率(3FG%)37.9%
フィールドゴール成功数(FGM)4.04
フィールドゴール成功率(FG%)47.3%
フリースロー成功数(FTM)1.82
フリースロー成功率(FT%)68%
オフェンスリバウンド(OR)1.6
リバウンド数(TR)3.9
アシスト(AST)1.9
スティール(STL)1.1
ブロック(BLK)0.1
アシストとターンオーバーの比率(A/TOV)1.58
※この数字が高いほど優秀

今シーズンに名古屋Dに加入したアジア枠選手。シューティングガードでありながらも、ピックを使ってクリエイトできる選手。3FGMは少ないが、決定率は37.9%と3FG%の項目で活躍が期待される。フィジカルが強いためリバウンドでの貢献度も高い。

第4位 辻直人(広島ドラゴンフライズ)
試合数(G)36
プレータイム(MP)25.7
得点(PTS)10.4
3ポイント成功数(3FGM)2.00
3ポイント成功率(3FG%)36.9%
フィールドゴール成功数(FGM)3.17
フィールドゴール成功率(FG%)38.5%
フリースロー成功数(FTM)2.08
フリースロー成功率(FT%)82.4%
オフェンスリバウンド(OR)0.2
リバウンド数(TR)2.1
アシスト(AST)3.9
スティール(STL)1
ブロック(BLK)0
アシストとターンオーバーの比率(A/TOV)2.0

直近の4シーズンでは、最も高い3FG%・FG%を記録。今シーズンに移籍した広島では、安定の全試合スターター出場。ボールハンドラーになるシチュエーションも多く、アシストも向上している。

3位 マット・ジャニング(川崎ブレイブサンダース)
試合数(G)29
プレータイム(MP)25.7
得点(PTS)12.8
3ポイント成功数(3FGM)2.45
3ポイント成功率(3FG%)35.0%
フィールドゴール成功数(FGM)4.31
フィールドゴール成功率(FG%)41.1%
フリースロー成功数(FTM)1.72
フリースロー成功率(FT%)82.0%
オフェンスリバウンド(OR)0.4
リバウンド数(TR)2.4
アシスト(AST)3.6
スティール(STL)1.1
ブロック(BLK)0.2
アシストとターンオーバーの比率(A/TOV)1.89

リーガACB(スペインリーグ)を2020年に優勝した経験を持つシューターで、Bリーグのカイル・コーバー(NBAで活躍したシューター)ことマット・ジャニング。第22節でのプレータイム減少が気になるが、現状リーグトップクラスの本数を誇る3FGMと甘いマスクでチームに貢献する。

2位 比江島慎(宇都宮ブレックス)
試合数(G)28
プレータイム(MP)21.7
得点(PTS)11.7
3ポイント成功数(3FGM)1.86
3ポイント成功率(3FG%)47.3%
フィールドゴール成功数(FGM)4.14
フィールドゴール成功率(FG%)51.6%
フリースロー成功数(FTM)1.57
フリースロー成功率(FT%)64.7%
オフェンスリバウンド(OR)0.4
リバウンド数(TR)2.3
アシスト(AST)3.4
スティール(STL)1.2
ブロック(BLK)0.4
アシストとターンオーバーの比率(A/TOV)1.89

宇都宮のエースであり、日本のエース。今シーズンは現在まで全試合スターター(昨シーズンは20試合)であり、プレータイムも向上。3FGM、3FG%でキャリアハイを記録するなど、シューターとしても能力が解放されている。ペイントの決定率が60%、アシストも高く、いわゆるクリエイトできる選手。

1位 クリストファー・スミス(千葉ジェッツ)
試合数(G)26
プレータイム(MP)23.3
得点(PTS)15.5
3ポイント成功数(3FGM)2.04
3ポイント成功率(3FG%)41.4%
フィールドゴール成功数(FGM)5.0
フィールドゴール成功率(FG%)48.3%
フリースロー成功数(FTM)3.5
フリースロー成功率(FT%)85.0%
オフェンスリバウンド(OR)0.8
リバウンド数(TR)3.5
アシスト(AST)3
スティール(STL)1
ブロック(BLK)0.3
アシストとターンオーバーの比率(A/TOV)2.7

今シーズンに千葉に加入したユーティリティプレイヤー。千葉の試合ではスモールフォワードとして起用されているが、登録はSG/SFとなっているためシューティングガード枠での獲得が可能。シックスマンタイプの選手ながら、23分のプレータイムを確保している。決定率は高いものの、3FGMは低めであるが、2PTS能力も高いためFTMやFT%など総合的なスタッツでの貢献が期待される選手。

今回紹介した選手以外にも、SG/SF登録されているレイトン・ハモンズ選手。惜しくもTOP5に入らなかった田中大貴選手。B2からは3FG39%、FT87%と高確率の川村卓也選手と、リバウンドや決定率が高い鎌田真選手もドラフト候補だろう。

「私の丸様がランクインしていない!!」とお叱りを受けそうだが、金丸晃輔選手はスモールフォワード登録であることをお伝えして今回は結びたい。

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