ヒート

次戦でビクター・オラディポが復帰する可能性も

現地3月5日に行われたセブンティシクサーズvsヒートの一戦は、タイラー・ヒーローとジミー・バトラーがそれぞれ21得点を記録し、チーム一丸の堅守が機能したヒートが99-82で勝利した。

東カンファレンス首位のヒートは、前半からリードを最大で20点(40-20)に広げるワンサイドゲームに持ち込み、54-40で後半を迎えた。これに対して5連勝中のシクサーズは、ジェームズ・ハーデンが欠場した影響があったものの、第3クォーター終盤に11-2の猛攻で2点差(68-70)にまで詰め寄った。このランで流れが変わるかと思われたが、ヒートは第3クォーター終了直前にゲイブ・ビンセントの3ポイントシュートにより73-68で第4クォーターを迎えることに成功。そして、ディフェンスを引き締め、最終クォーターを26-14で上回ったヒートが首位攻防戦を制した。

直近13試合で11勝をあげたヒートは、2位シクサーズとのゲーム差を3に広げている。ベンチから21得点を挙げたヒーローは「チームの今の状態には満足している。このままもっと状態を上げないといけない」と語った。

カイル・ラウリーが個人的な事情により欠場を続けているヒートだが、足の手術を受けたビクター・オラディポの復帰準備がついに整った模様。ヘッドコーチのエリック・スポールストラによれば、オラディポは現地7日のロケッツ戦で復帰する可能性があるという。

高い身体能力により攻守での活躍が期待されるオラディポが復帰すれば、ヒートの選手層はさらに増す。試合後の会見でオラディポについて聞かれたバトラーは「彼が練習場で努力する姿をずっと見てきた。とても状態が良さそうだし、復帰が楽しみだね」とコメントしている。今月のヒートはホームゲームが多く、これから4月までに敵地で行われるのはわずか2試合のみのため、今の勢いのまま勝ち続ければ4月までに東の首位通過が確定するかもしれない。

シクサーズを率いるドック・リバースは「順位は気にしていない」と語る。「順位は関係ない。試合に勝たないといけないんだ。82試合が終われば、(プレーオフで)対戦するチームが決まる。できることをやるしかない。それ以外については、周りが話題にするだけだ」