八村塁

ビールが欠場し、ブライアントも途中交代

現地2月1日、ウィザーズがバックスと対戦。開始5分で5-20とされて追いかける展開が続いたものの、徐々に点差を詰め、最終クォーター残り8分半に八村塁が3ポイントシュートを沈めてこの試合初めてのリードを奪った。しかし、トリプル・ダブル(33得点15リバウンド11アシスト)を記録したヤニス・アデトクンボに連続得点を許し逆転されると、そこから大きく失速し最終スコア98-112で敗れた。

ベンチスタートの八村は第1クォーター途中、12点ビハインドの場面でコートに送り出された。自身の得点は伸びずともオフェンスのバランスを整え、ベースラインドライブからハウル・ネトの3ポイントシュートをアシストするなど追い上げに一役買った。第2クォーター序盤にフリースローで初得点を挙げたが、その後はコーナースリーを決め切れず、チームも2桁のビハインドを背負って前半を終えた。後半に入り、スペンサー・ディンウィディーのパスを呼び込み、ゴール下で力強くフィニッシュして初めてのフィールドゴールを成功させると、第3クォーター終盤にも得意のターンアラウンドシュートを沈めた。

その後、モントレズ・ハレルのアタックが効果的に決まり同点に追いつくと、八村が3ポイントシュートを沈めて86-83と逆転した。初めてのリードをもたらすシュートを成功させ雄たけびを上げた八村だったが、直後にアデトクンボにバスケット・カウントを許し交代を告げられてしまう。これまでは終盤に起用されることはなかったが、この試合では残り3分に再び出番が訪れた。しかし、ピック&ロールからアデトクンボに簡単に得点されてしまい、残り1分半でベンチに戻された。

ウィザーズはブラッドリー・ビールが左手首の捻挫により欠場し、第3クォーターには先発センターのトーマス・ブライアントが右足首を捻挫して復帰することができなかった。チームは泥沼の6連敗となり、順位も東の12位まで落ち込んだ。ケガ人も増え、正念場を迎えたと言える。