インサイドでの活躍が期待されるギャフォード
ウィザーズがブルズとのトレードに合意したと『ESPN』が報じた。
ウィザーズはダニエル・ギャフォードとチャンドラー・ハッチソンを獲得し、モリッツ・バグナーとトロイ・ブラウンJr.を放出。バグナーはその後セルティックスへトレードされた。
ギャフォードは八村塁と同じ、2019年のドラフト全体38位指名でブルズに入団した208cmのセンター。2シーズンで74試合に出場し、平均13.4分のプレータイムで5.0得点、2.8リバウンド、1.2ブロックを記録。外のシュートはないが、フィールドゴール成功率は69.7%と味方との合わせからペイントエリアでの仕事を得意とし、リムプロテクターとしても期待される。
ハッチソンは198cmのスモールフォワード。過去2シーズンは平均約19 分のプレータイムを得てローテーション入りしていた。しかし、今シーズンは7試合の出場に留まり、平均9.1分のプレータイムで1.9得点と思うような成績を残せていなかった。
一方、放出されることになったバグナーは平均15.0分のプレータイムで7.1得点、2.9リバウンドを記録していたスモールフォワード。体格で勝る相手からオフェンスファウルを誘発するIQの高さを有していたが、インサイドのインパクトに欠けた点でトレード要員となった。
ウィザーズのトミー・シェパードGMは「チームの課題はディフェンス面で、チームの身体能力が全体的にレベルアップできた」と話し、今回のトレードに手ごたえを感じているようだ。
バグナーやブラウンJr.と多くの時間を過ごした八村は「2人とも仲が良かったので寂しい」と語ったが、「これもビジネスなので仕方がない」と続け、NBAの現実を直視した。