年内には帰化選手へと登録区分を変更、新外国籍の獲得も
広島ドラゴンフライズのトーマス・ケネディが日本国籍を取得した。
ケネディはデトロイト出身の33歳、自ら打開してのミドルレンジ、3ポイントのシュートを得意とする『ストレッチ4』で、2011年に岩手ビッグブルズに加入して以降、日本でのプレーはこれで10年目。bjリーグとNBL、そしてB2と多くのチームを渡り歩いてプレーを続けてきた。今シーズンが初めてのB1でのプレーで、ここまで平均12.7得点を記録している。
今年6月の時点で帰化許可申請は受理されており、今回正式に日本国籍を取得したことになる。広島の発表によれば年内にはリーグ登録区分が外国籍選手から帰化選手へと変更される見込み。浦伸嘉社長は、ケネディの日本国籍取得に伴い、外国籍選手をもう1名加えるべく交渉を進めていくとのこと。
『日本人』となったケネディは、クラブを通じて以下のコメントを発表している。
「日本国籍を取得できて、本当に嬉しいです。広島ドラゴンフライズのスタッフや日本語の先生、また多くの方々のサポートがなければ実現しなかっただろうと思います。皆さまのサポートのおかげでしっかりと勉強ができ、ゴールにたどり着くことができました。正式に日本国籍を取得できた嬉しさと同時に、広島での今後がとても楽しみです。時間はかかりましたが、皆さまのサポートには本当に感謝しています」
広島は今シーズンここまで4勝11敗。『B1の壁』に苦しみ勝率は上がっていないが、32得点を挙げた三遠ネオフェニックス戦、26得点の京都ハンナリーズ戦と、ケネディが3ポイントシュートで高得点を稼ぎだすことが勝利の一つのバロメーターとなっている。彼の登録が帰化選手となり、3番ポジションでプレーできるようになればディフェンスの負担も減り、さらなる活躍が期待できる。それはそのまま広島の勝利に直結しそうだ。
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