ビンス・カーター

「可能な限りアドバンテージを生かさないと」

先日、現役引退を表明したビンス・カーターが、再びコートでプレーする可能性が出てきた。

カーターにとって現役最後のチームとなったホークスは、オーランドでの『バブル』プランに含まれなかったが、NBAはバブル不参加の8チームに対し、サマーリーグのようなミニリーグを設けることを検討しているという。除外された8チームには若い選手も多く、2020-21シーズンの開幕が12月になれば、最大で9カ月近くもプレーできない状況に陥ってしまうからだ。

カーターは自身のポッドキャスト番組内で、『バブル』不参加8チームによるミニリーグについて、「もし実現するのなら参加する」と発言した。しかし「どうなるかは分からない。今はクエスチョンマークが付いている状態だ」とコメントして、こう続けた。

「それでもチームには合流するし、チームメートと一緒に練習するつもりでいるよ。可能な限りアドバンテージを生かさないとね。引退したら本当にそれまで。もし試合が開催されるのなら、自分も加われる。力を貸したいだけさ」

カーターは3月11日のニックス戦に出場し、試合終了間際に公式戦で最後の3ポイントシュートを成功させ、このプレーにより不本意な形での引退にも心残りはないと踏ん切りを付けられた。それでも、8チームによる試合が開催されれば、彼はホークスの選手としてチームに合流し、若い選手の力になるつもりだ。