
復帰まで寺嶋良は2〜3カ月、渡部琉は約6カ月の療養期間
広島ドラゴンフライズは8月3日、寺嶋良と渡部琉が手術をしたことを発表した。
東京都出身、現在27歳の寺嶋は175cm77kgのポイントガード。東海大在学時に京都ハンナリーズとプロ契約を締結。2021-22シーズンに広島に加入した。クイックネスが大きな持ち味で2021年には日本代表候補にも選出されている。昨シーズンは右膝のケガから復帰し、平均19.15分のプレータイムで6.2得点、1.6リバウンド、2.7アシストを記録した。
埼玉県出身、現在24歳の渡部は193cm92kgのスモールフォワード。中央大在学中に複数のBリーグクラブで特別指定選手として活躍し、広島でも2021-22シーズンにプレーをしていた。その後、移籍した仙台89ERSで本格的なプロキャリアをスタートさせ、2024-25シーズンに広島へ戻ってきていた。昨シーズンは60試合全試合に出場して、平均15.08分のプレーで4.5得点、1.7リバウンドを記録した。
2人はこのオフシーズンにトレーニングを始めたタイミングで「(手術が必要になった箇所に)違和感がある」と申し入れを行い、クラブ判断の元、精密検査を実施した。その結果、寺嶋は前回負傷をしていた右膝内側半月板損傷の再受傷、渡部は左肩腱板部分断裂が判明して、ともに手術を行なった。
寺嶋は今シーズンの契約締結時に、「ケガからの復帰で助けられたシーズンだったので来シーズンは恩返しがしたい」とコメントをしていたが、2〜3カ月の療養期間が必要となった。渡部もまた、復帰まで約6カ月の療養期間が必要となる見込みだ。
岡崎修司ゼネラルマネージャーは「両選手の長期的なキャリアを考慮し、早期手術により、将来にわたって安心してプレーできる状態に回復させることを最優先としております。現在は両選手とも医師の指導のもと適切な治療に専念しております。この状況を受け、復帰までの期間については練習の強度を保つという観点や、長いシーズンに備えるという観点からも、難しいタイミングではございますが補強となる選手の獲得について様々な可能性を探している状況です」とクラブを通じてコメントしている。