モンティ・ウィリアムズ

ブッカーやエイトン、再建の基礎は完成しつつある

5月3日、サンズは、セブンティシクサーズのアシスタントコーチを務めているモンティ・ウィリアムズと、新ヘッドコーチ就任に関して合意に至ったことを発表。ウィリアムズは、シクサーズのシーズン終了後に新たなポジションに就くことになる。

サンズGMのジェームズ・ジョーンズは、『NBA TV』との電話インタビューで「人としても一流で、コーチとしても素晴らしいモンティを迎え入れられる」とコメント。47歳のウィリアムズは、2010年から2015年までホーネッツ(ペリカンズ)の指揮を執った経験を持っている。特に高く評価されている点は、若手の育成だろう。2011-12シーズン前に生え抜きのクリス・ポールをクリッパーズにトレードしたことで戦力が激減したものの、ウィリアムズのチームはその後も毎シーズンごとに年間勝利数を伸ばし続けた。そして、2014-15シーズンには45勝をマークするチームを作り、プレーオフ進出を果たした実績を持っている。

サンズには、デビン・ブッカー、2018年のドラフト全体1位指名選手のディアンドレ・エイトン、ケリー・ウーブレイJr.、ジョシュ・ジャクソンと、伸びしろが多い若手が多く、再建に向けた基礎は完成しつつある。もし今年もドラフト全体1位指名権を獲得できれば、デューク大のザイオン・ウィリアムソン、あるいはマレー州立大のジャ・モーラントのどちらかを指名する可能性が高く、さらに魅力的なチームになるだろう。

選手たちからもリスペクトされているウィリアムズの手腕により、サンズが数年内に再び西カンファレンスの上位争いに絡めるチームに成長することを期待したい。