クリス・ポール

デビン・ブッカーが欠場した中でオフェンスを牽引

現地4月22日に行われたサンズとペリカンズによるプレーオフファーストラウンド第3戦は、クリス・ポールが第4クォーターだけでフィールドゴール10本中7本成功の19得点、試合を通して28得点14アシストの大活躍でチームを引っ張り、サンズが114-111で勝利した。

リーディングスコアラーのデビン・ブッカーが第2戦で右足のハムストリングを痛めて欠場した中、司令塔のポールが第1戦に続いて勝負どころの第4クォーターで違いを生み出した。ワンポゼッションを争う接戦となった試合は、第4クォーター序盤にペリカンズのホセ・アルバラードが一人で7連続得点を決めて試合の流れをキープしようとしたものの、サンズはポールが8連続得点をマークしてリードを広げる。残り1分を切ってペリカンズがファウルゲームを仕掛けてきても、ポールとミケル・ブリッジズがフリースローを確実に沈めて点差を維持し、サンズがシリーズ2勝目(1敗)を挙げた。

サンズはポールのほか、ディアンドレ・エイトンが28得点17リバウンド、ブリッジズが17得点、ジャベール・マギーがベンチから15得点を記録した。ポールは「チームにとって大きな勝利。今日は、全員の献身性が重要だった」と語った。「この会場での試合が厳しいものになるのは分かっていた。チームが力を尽くしたおかげで勝てたと思う」

第1戦に続いて第4クォーターに得点でもチームを引っ張ったポールは「自分のスポットを取れて、ようやくシュートが決まった感じだった」と振り返った。「アグレッシブにプレーすることを心がけていた。それに、DA(エイトン)からも『前に行かせるから、パスしないでシュートを打ってくれ』と言ってもらえた。シュートが決まり始めて、必要な時間帯にディフェンスも機能した」

ベテランセンターのマギーは、36歳のポールのパス技術に感心したと試合後に語った。「あれだけの集中力、頭脳、それに視野の広さを目撃できることに感動する。クリスは相手のプレーを読んで、それに合わせてウチのディフェンスもスイッチする。彼は常に相手を分析している。対戦相手の選手によるコールを聞いているんだ」