「味方にマークが集中していたからワイドオープンな状態でシュートが打てた」
現地1月17日に行われたペイサーズvsクリッパーズの一戦は、ニコラ・バトゥームがシーズンハイの32得点、レジー・ジャクソンが26得点を記録したクリッパーズが139-133で勝利した。
前半は16分の出場ながらフィールドゴール3本成功なしの無得点に終わったバトゥームだったが、後半は9本中7本の3ポイントシュート成功を含むフィールドゴール13本中11本を成功させて32得点を挙げた。中でもジャクソンとともにオフェンスを引っ張った第4クォーターは、両選手だけでチームが記録した35得点中33得点(バトゥームが18得点、ジャクソンが15得点)をマークした。
試合後の会見に登壇したバトゥームは、メディアからの質問にジョークを交えて答え、質疑応答は和やかな雰囲気で進んだ。今シーズンの試合で前半、後半のどちらかだけで30得点を記録しているのは、ウォリアーズのステフィン・カリー、バックスのヤニス・アデトクンボ、セルティックスのジェイレン・ブラウン、そしてバトゥームしかいない。そのリスト入りについて感想を求められたバトゥームが「そうだね。僕と同じくくりに入れたのだから、彼らにとっても良いことじゃないかな」とコメントすると、記者たちは笑い声をあげた。
また、後半にオフェンスが爆発した要因を聞かれたバトゥームは、会見に同席したアミア・コフィー(16得点7アシスト)にペイサーズのマークが集中していたからと答えている。「僕の隣にいる彼にマークが集中していたからワイドオープンな状態でシュートが打てた。ジョークを言っているわけではないよ。アミアは最近調子が良いし、相手は彼、レジー、マーカス(モリス)に意識を向けていたからね。だから僕がクレージーなことをやったつもりはない」
「ワイドオープンな状態でシュートを打てて、ベースラインから切り込んで、オープンな状態で3ポイントシュートも打てた。彼らのおかげでできたことだし、僕は何本かシュートを決めただけだよ」
カワイ・レナードに続いてポール・ジョージも離脱して両エースを欠くクリッパーズは、ジョージ離脱後に5勝8敗と苦戦が続き、勝率も5割を切ってしまった。それでもこの日の勝利が示すようにチームの雰囲気は暗くない。今を最善の形でしのぐことで、シーズン終盤を良いものにできるはずだ。