2019年のNBAファイナル以来の出場に
ウォリアーズのクレイ・トンプソンが、ついにコートに帰ってくる。
現地1月8日、トンプソン本人が9日にホームで行われるキャバリアーズ戦での復帰を発表した。最後に試合に出場したのは2019年のNBAファイナルで、約31カ月ぶりの出場になる。
ラプターズとのファイナルで左膝前十字靭帯を断裂して以降、長期に渡るリハビリをこなし順調に回復していたと思われたが、その翌年のシーズン開幕直前になってアキレス腱断裂の重傷を負ってしまい、2シーズン続けて全休した。
2020-21シーズンでの復帰を目標にトレーニングに励んでいたため、精神的にも大きなダメージを負ったトンプソンだったが、また一からリハビリを始め、一歩ずつ着実に前進してきた。
ウォリアーズはエースであるステフィン・カリーとドレイモンド・グリーンの負傷離脱の影響もあってか、ここ9試合で4敗を喫している。出場時間は制限されるとしても、プレーと声で仲間を引っ張れるトンプソンの復帰はチームにとっても心強い。
復帰をソーシャルメディアで発表した際にトンプソンは、マイケル・ジョーダンの主演映画『スペースジャム』で、俳優のビル・マーレイが「ちょっとした力にはなれるかもよ」と言うシーンを引用した。そして、「ダブネーションのみんなに会えるのが本当に楽しみ!」と続けた。
明日の本拠地チェイス・センターでは、試合前のウォームアップからファンはトンプソンに声援を送り、先発発表の際には会場中がスタンディングオベーションで彼の復帰を歓迎するだろう。
明日、大観衆が見守る中でウォリアーズのジャージーを纏ったトンプソンがコートに立つ。