ジャ・モラント

「勝つか負けるかのシュートを打つのが大好きなんだ」

グリズリーズvsキャバリアーズの一戦は最後までもつれる接戦となったが、ラスト30秒で6得点を稼いだジャ・モラントの活躍により、グリズリーズが110-106で制した。

残り37秒にエバン・モブリーのフックショットで同点に追いつかれたグリズリーズだったが、ドライブから滞空時間の長いジャンプで相手のブロックをかわしたモラントがゴール下を決めて勝ち越した。さらにモラントは直後のポゼッションでダリウス・ガーランドへのパスに素早く反応してボールを奪うと、そのままレイアップに持ち込んでリードを2ポゼッション差に広げた。そして、ファウルゲームのフリースローを2本ともしっかり成功させて、接戦に終止符を打った。

チームハイの26得点を挙げ、そのうちの6点をラスト30秒に固めたモラントは「終盤に勝つか負けるかのシュートを打つのが大好きなんだ」と話しつつ、クラッチタイムに大切なことをこのように語った。「攻撃する時に大事なことは正しいプレーをすること。僕が決めるにしても、味方にパスを出すにしても、僕の仕事は正しいプレーをすることなんだ」

グリズリーズはこの勝利で連勝を6に伸ばした。連勝中のモラントは平均30.7得点、6.2アシストと驚異的な数字を残し、チームを牽引してきた。この試合は26得点に留まり、連続30得点以上のフランチャイズ記録も4でストップしたが、モラントは何よりもチームの勝利と雰囲気の良さを喜んでいる。

「相手のビッグマンをリムまで連れて行くのは確かに大変だったけど、最後に何本かビッグショットを決めることができた。みんなが自信を持って僕にならできると思っていてくれるし、気分が良いよ」

勝負どころの精度で下回り、接戦を落としたキャブズ。指揮官のJ.B.ビッカースタッフは「第4クォーターの重要性を学んでいる」とコメントした。「すべてのショット、パス、ポゼッション、ボックスアウト、ローテーション、これらがすべてを意味する。最後にショットを決めたメンフィスを褒めるべきだ」