ラッセル・ウェストブルック

25得点12リバウンド14アシストを挙げ、2試合連続でトリプル・ダブルを記録

今シーズンの優勝候補に挙げられているレイカーズは、試合を重ねるごとに新チームのケミストリーが育まれつつある。しかし、現地11月10日に行われたヒート戦は、レブロン・ジェームズ、テイレン・ホートン・タッカー、ケンドリック・ナン、トレバー・アリーザがケガで欠場したため、わずか9選手で戦わないといけなかった。

そんな状況でチームを引っ張ったのが、今シーズンから加入したラッセル・ウェストブルックとマリーク・モンクだ。ウェストブルックは、第4クォーターだけで記録した10得点6アシストを含む25得点12リバウンド14アシストのトリプル・ダブルを達成し、モンクもベンチからシーズンハイの27得点を決め、チームもオーバータイムの末に120-117で勝利した。

ウェストブルックは、試合前にヘッドコーチのフランク・ボーゲルから出場する全員に対して「ステップアップが必要だ」と檄が飛んだことを明かし、東カンファレンスの強豪ヒートに勝てた要因を語った。

「今は多くの選手が出られない状態だけど、ウチには十分な戦力が揃っている。それに、正しいプレーができれば、今のような状況にも対応できるだけの力はある。チームには試合の状況を変えられるシューターもいる。今日はマリーク、ウェイン(エリントン)が良い仕事をしてくれた」

ウェストブルックのビッグショットによりレイカーズが追い上げた第4クォーター終盤は、ステイプルズ・センターの観客も席から立ち上がってチームに大声援を送り続けた。ウェストブルックは「ファンのみんなも立って応援してくれたし、試合をより集中して見てくれる方が力になる。みんながポジティブな力を与えてくれるのが当たり前とは思わないけど、僕たちはコート上で全力を尽くして戦っている」と続けた。

レブロンたちが戻るまでの間、レイカーズはウェストブルックとデイビスが中心になって戦わなければならない。開幕から不安定な状態が続いていたウェストブルックも、ここ2試合で続けてトリプル・ダブルを達成したことは自信になったはずだ。ホーム5連戦中のレイカーズは、現地12日にステイプルズ・センターでティンバーウルブズと対戦する。