ポール・ピアース

写真=Getty Images

「スター選手にならなくてもいい環境は、プラスにはたらく」

王者ウォリアーズのスリーピート(3連覇)を阻む可能性が最も高いと予想されているロケッツ周辺では、このオフに契約したカーメロ・アンソニーの起用法に関する議論が盛んに行われている。間もなく始まるトレーニングキャンプを経て、先発か、キャリア初のシックスマンとしてプレーするかが明らかになるが、2017年に引退したポール・ピアースは、自身がウィザーズに所属した時のような起用法になるのではないかと考えている。

ピアースは、『ESPN』の番組に出演した際、今シーズンのカーメロに与えられる役割を、次のように予想した。

「おそらくは、自分がウィザーズに所属した時と同様の役割になるだろうね。スタッツは1試合平均12~15得点くらいかな。出場時間も減るだろうけれど、彼はオープンな状態ならシュートを決められる選手だし、クラッチタイムにビッグショットを決められる」

ピアースは「チーム内のスター選手にならなくてもいい環境は、彼にとってプラスにはたらく」と主張。「クリス(ポール)と(ジェームズ)ハーデンがいるのだから、オールスター級のプレーは必要ない。ただ、試合終盤にチームが頼れる存在になれる」

ピアースは、2014-15シーズンのみウィザーズに所属し、レギュラーシーズン73試合(全試合先発)に出場して平均11.9得点、4.0リバウンド、2.0アシストを記録。ベテランとしてリーダーシップを発揮し、ホークスと対戦した東カンファレンス・セミファイナル第3戦では、終了のブザーと同時に値千金の決勝ジャンプシュートを決め、チームに勝利をもたらした。

ピアースは、ウィザーズの中心がジョン・ウォールとブラッドリー・ビールであることを理解し、37歳という年齢を考え、彼らをサポートする側に回ったという。ピアースは、カーメロもロケッツの中心がポールとハーデンであることを分かっていると主張。ケガをすることなく長いレギュラーシーズンを終え、身体をフレッシュな状態に保てれば、チームがプレーオフで必要とする大きな戦力になれると太鼓判を押している。

ディフェンスに関しては疑問が持たれているものの、プレーオフでストップ・ザ・ウォリアーズを果たすには、カーメロの経験が役立つに違いない。ピアースの予想どおり、カーメロが『バイプレーヤー』としてチームに良いアクセントを加えられるかどうか、注目したい。