「相手ではなく自分たち自身に集中するのが大事だ」
現地2月7日、ホーネッツはホークスを126-119で破り、連勝を9に伸ばした。長らくプレーオフから遠ざかっているホーネッツは開幕時点での期待値が低く、最初の1カ月で4勝14敗とスタートダッシュに失敗。今シーズンも早々から目標を失うものかと思われた。
しかし、その後は持ち直し、現地1月22日のマジック戦から9連勝を飾っている。相手に恵まれた感はあるものの、スパーズやロケッツといった上位チームにも競り勝つ勝負強さが今のホーネッツにはある。
ヘッドコーチのチャールズ・リーはチーム好調の要因を「攻守両面での闘争心、チームの一体感。これまで築いてきた良い習慣のおかげだ」と語る。
「直接的な理由はケガ人の復帰だろうが、主力が不在だった時期にプレーしていた選手たちが『正しい習慣』を築いてくれた。そして今、全員が揃ったことでチームは高いレベルに達した。選手の能力という意味でも、戦術的な面でも、いろんな場面を乗り越える武器を今の我々は持っている。だからどんな試合展開でも、それに応じた対応策で勝ち筋を見いだせる。選手たちは互いを信頼し、自分たちなら勝てるという自信を持つに至った。自信があるからこそ、自由にノビノビとプレーできている」
トレードデッドラインではメイソン・プラムリーとパット・カナートン、ニック・クラクストンのベテラン3人を放出。これでチーム最年長でも27歳という、極端に若いチームとなった。さらに今後7年のドラフトで1巡目指名権を11、2巡目指名権を15保有している。サンダーが示した今のNBAで最強のチームになるレシピを、忠実に再現している。
最年長選手の一人がマイルズ・ブリッジズで、27歳はNBAプレーヤーとしてはまだ若いが、指揮官リーが「チームで最も声を出してリーダーシップを発揮しているし、経験という点で彼に不安を感じることはない」と信頼を語るように、ホーネッツ一筋8年目のブリッジズはリーダーとして周囲から認められている。
チームを高みへと引っ張り上げたブリッジズだが、「ホーネッツにとって未知の領域に来ているから、とにかく慢心しないように気を引き締めているよ。今の勢いを持続し、これまでに積み上げてきた『正しい習慣』をさらにモノにしたいんだ」と油断はしていない。
それと同時に、若いチーム特有の勢いに乗って、このまま突っ走りたいという野心もある。「チームの雰囲気は最高だ。やるべきことはシンプルで、ディフェンスは粘り強く、オフェンスではボールをシェアする。ここまで連勝を伸ばせたのは、小さな部分にまでこだわって戦ってきたから。それさえできれば、どんな相手にも互角以上に戦える。相手ではなく自分たち自身に集中するのが大事だ。それができれば連勝はさらに伸ばせるはずだ」
