ヒートで最後通告を受けるも、本人は現役続行に強い意欲
トレーニングキャンプ前のメディカルチェックをパスできず、所属先であるヒートの球団社長から「チームでのキャリアは終わり」と通告されたクリス・ボッシュが、現在の心境を自身の公式HP上で明かした。
直近2シーズン続けてレギュラーシーズン後半戦の欠場を余儀なくされたボッシュは、現役続行に強い意欲を見せている。しかし、血栓症を抱えた状態で激しいコンタクトのあるスポーツを続けることは、健康上リスクでしかない。そのためヒートは、メディカルスタッフとの相談の上、ボッシュのキャンプ参加を認めない決断を下した。
今後については未定だが、本人が現役続行を希望している以上、トレード、もしくは2018-19シーズンまで残るヒートとの契約買い取りなどを含めた話し合いが行なわれる可能性は高い。
ボッシュはレブロン・ジェームズ、ドウェイン・ウェイドとの『スリーキングス』を結成した2010年以降の思い出を綴り、ファン、チームメートへの感謝を表現。また、今後のヒートを背負う選手たちにエールを送っている。
以下、ボッシュ公式HPに掲載された全文訳。
物事の移り変わりは興味深い。自分にとって、今バスケットボールに関連するあらゆることは、友人のようであり、楽しい思い出でもある。それらのことにとても感謝している。
数年前、ビッグ3を結成した際、自分たちが愛してやまないバスケットボールを、NBA史上に残る才能あるプロフェッショナルたちとプレーすることができた。
マイアミのファンが毎夜ショーを観に来てくれたことを覚えている。僕たちが感じた愛情、思いやり、活力は、これまでに感じたことがないレベルのものだった。心の底からマイアミに感謝したい。状況は変わってしまうかもしれないけれど、良い思い出は一生残る。本当にありがとう!
ただ、今は以前と異なる。ヒートには今後成長が期待できる素晴らしい若手が揃っている。彼らはバスケットボール選手として有能なだけではなく、人としても素晴らしい。そして良き友人たちでもある。彼らとのプレーは楽しかった。僕は彼らにとって模範的なベテラン選手として、精神的な支えになれるよう努力した。これからは、彼らが素晴らしい街とともに浮き沈みを乗り越えていく番だ。
マイアミのファンだけではなく、世界中のファンの皆に御礼を言いたい。皆は、僕たちのチームをサポートしてくれ、それから僕を支えてくれた。毎日のように皆がソーシャルメディアに #BoshRebuilt を付けてたくさん投稿してくれているのを知っている。皆からの愛を受け取っているよ。本当にありがとう。皆のサポートがなかったら、乗り越えられなかった。
今は皆に心を開いて、自分にとってイージーではない人生の一端を知ってもらおうと思っている。もちろん、自分をさらけ出すのは簡単なことではない。 www.Uninterrupted.com で視聴できる『ボッシュ復活への道』エピソード1から4までを楽しんでもらえたらうれしいよ。僕のプロジェクトに加わってくれて、そして意味のあるものにしてくれて、ありがとう。感謝しているよ。