モーゼス・ムーディー

「地元の先輩のジョー・ジョンソンみたいになりたい」

2021年のNBAドラフト全体14位でウォリアーズから指名されたモーゼス・ムーディーには、NBA選手になれた暁に目標とする理想像があった。彼の理想は、マイケル・ジョーダンでもコービー・ブライアントでもレブロン・ジェームズでもなく、ジョー・ジョンソンだという。

ジョンソンは、ムーディーと同じアーカンソー州リトルロック出身で、NBAオールスター選出7回を誇る2000年代を代表するスター選手だった。ムーディーは先日、目標とする選手にジョンソンを挙げる理由をこう語った。

「幼い頃から出身地が同じリトルロックのジョー・ジョンソンのプレーを見て育った。彼は毎年地元に帰ってきて、『Dunbar League』(地元で夏に開催されるバスケットボールトーナメント)に出場しているんだ。僕にとっては、彼が手本のような存在で、ずっと尊敬している。前から『NBA選手になれたら、彼のような選手になりたい』と言っていたよ」

3&Dタイプのムーディーは、サマーリーグで4試合に出場して平均16.3得点、2.8リバウンド、1.3スティールという結果を残した。1年目からどれだけプレータイムを得られるかは分からないものの、成長次第でドラフトでの指名順以上の実力を評価される可能性も十分にある。

NBAで結果を残して地元の先輩を誇らしい気持ちにさせ、同じようにリトルロック出身の子供達が目標に挙げるような選手になってもらいたい。