ケガで1人少ない男子日本代表は準々決勝敗退
ジャカルタ(インドネシア)で開催中のアジア競技大会。3人制バスケットボール『3×3』は昨日に男女の準々決勝から決勝までが一気に行われた。
3×3男子日本代表は杉本天昇をケガで欠き、宮越康槙、松脇圭志、荒川颯と残る3人がフル出場で奮闘。試合開始からの1分で5-1とリードする好スタートを切ったが、その後は体格のハンデを埋められず。試合終盤にファウルがかさみ、体力的にも4人のタイに押されるようになってしまい、最終スコア13-21でのKO負けを喫した。
一方で、3×3女子日本代表は宮下希保、奥山理々嘉、今野紀花、馬瓜ステファニーの4人で決勝まで勝ち進み、銀メダルを獲得した。こちらも栗林未和がケガで欠場するアクシデントがあったが、5人制の代表からU23の年齢制限もクリアする馬瓜が急遽登録され『助っ人』として加わり、22日のグループリーグ2試合で3×3デビューを飾っていた。
そして昨日、準々決勝でインドネシアに15-6と完勝。準決勝の相手はタイで、直前に男子が敗れていたタイを相手にほとんどの時間帯でリードして21-16とKO勝ち。馬瓜は1点シュートを5本すべて、フリースローも4本中3本成功させてチーム最多の8得点を記録し勝利に貢献した。
奥山、馬瓜、宮下、今野の4人で銀メダル獲得!
決勝では中国に10-21と力負け。1点シュートが17本中5本成功(29%)と中国のディフェンスを崩せず、2点シュートも日本の2本に対して中国は4本と相手が上回った。
決勝に敗れたことで、宮下が「金色のメダルが欲しかった」と語ったように、どの選手も悔しさを見せていたが、新たに追加された競技である3×3で銀メダル獲得は大きな意義がある。奥山はこうコメントしている。「目標は金メダルを獲ることでしたが、今振り返って見たら金メダルと同じくらい3×3を通していろんな経験をすることができました。この4人で一緒にがんばって銀メダルを獲れたことが、金メダルと同じくらいうれしいです」
なお、男子の決勝は中国vs韓国。10分間では決着がつかずに17-17で延長にもつれ、中国が19-18で激闘を制して男女ともに金メダル獲得を成し遂げている。
これでアジア競技大会での3×3は全日程終了。今日は男子の準々決勝4試合が行われ、8人の日本代表がイランと激突する。
アジア競技大会: 試合結果
?3×3女子日本代表 銀メダル獲得!
[決勝]日本10-21中国https://t.co/xzjtpinEOa pic.twitter.com/lDlkunKWSH— 日本バスケットボール協会(JBA) (@JAPANBASKETBALL) 2018年8月26日