「B1昇格を目指してチャレンジしていけることを楽しみにしています」
熊本ヴォルターズは今日、ジョーダン・ハミルトンと来シーズンの契約を結んだことを発表した。
ハミルトンはロサンゼルス出身、30歳のフォワード。2011年のNBAドラフト1巡目26位でマーベリックスに指名され、トレードされたナゲッツでNBAデビューを果たし、ナゲッツで3シーズン、その後はロケッツ、クリッパーズ、ペリカンズでNBA151試合に出場した経歴を持つ。2016年からアメリカ国外へとプレーの場を移し、今シーズンに滋賀レイクスターズに加入した。
新型コロナウイルスの影響でチーム合流は遅れたものの、開幕5試合目のBリーグデビューからその実力を発揮。20.9得点、6.0アシストはいずれもリーグ2位の数字で、試合状況によってはハンドラーも担い、代名詞となったディープスリーで相手ディフェンスを苦しめた。
そのハミルトンがB2の熊本に加入した。熊本はこれまでB2西地区の雄としてB1昇格をうかがうチームだったが、ここ2年連続で勝率5割を切る苦戦が続いている。チームを再びB2の強豪へと押し上げ、B1昇格を狙う意思を示す意味で、経験豊富な指揮官であるドナルド・ベックを招聘したことに続き、新たなエースとなるハミルトンの獲得は大きなメッセージとなる。
ハミルトンは契約のリリースで次のようなコメントを発表している。「まず熊本という美しい街にある素晴らしいチームの一員となれるのをどれだけ楽しみにしているか、皆さんにお伝えしたいです。自分を誘っていただいたベックHC、西井社長に感謝しています。チームメイトと一緒にB1昇格を目指してチャレンジしていけることを楽しみにしています!」