「これからさらに改善し、オリンピックでは金メダルを目指したい」
3人制バスケ『3×3』の女子日本代表は、グラーツ（オーストリア）で行われたオリンピック予選（OQT）に出場し、3位決定戦でスペインを破ったことで、この大会の上位3チームに与えられる東京オリンピック出場権を獲得した。3×3は今回のオリンピックで初めて採用される種目であり、男子は開催国枠が認められたが、女子は自力で出場権を獲得する必要があった。
今回の出場権獲得を受けて、日本バスケットボール協会の三屋裕子会長は次のようなコメントを発表している。
「選手の皆さん、オリンピック出場権獲得、おめでとうございます！ 厳しい戦いが続きましたが、皆さんが堂々と世界の強豪と戦い、勝ち上がる姿を見ていてとても頼もしく、オリンピックでのメダル獲得にも大きな可能性を感じました。これで3×3女子を含め、4 カテゴリーすべてのチームがオリンピックに参加できることになりました。日本バスケットボール界として、本当にうれしく、また誇らしく思います」
「本番まで残された時間はわずかですが、JBAとしてできる限りのバックアップをします。さらなる高みを目指し、一丸となって向かっていきましょう。ファンの皆様には、3×3女子代表へ、益々のご声援をお願いいたします」
また、スペイン戦を終えての選手たちのコメントも発表されているので紹介したい。
馬瓜ステファニー
「鳥肌が立つくらいに信じられません。本当によかった。途中、心が折れそうになったときもあったけれど、みんなで声を掛け合って、最後に勝てたので、本当に、本当に、言葉では表せないくらいうれしいです」
篠崎澪
「今大会では、全試合を通して機動力を生かし切ることができませんでしたが、その点をオリンピックに向けて、もっともっと磨いていきたいです。ミスマッチの攻め方、守り方、リバウンドなど、取り組んでいかなければならないことは山積みですが、これからさらに改善し、オリンピックでは金メダルを目指したいです」
西岡里紗
「やっぱり日本はチーム力で、ディフェンスをしっかりと最後までがんばるというのが強みだと思うので、それをオリンピックでも世界に見せていきたいし、これからさらにディフェンスを強化していきたいです」
山本麻衣
「相手のウィークポイントを後半に再確認できて、（リードされた終盤も焦らず）1点をしっかり狙っていくことができたことが勝ちにつながった要因だと思います。よかったです」
そして、選手全員から応援してくれたファンに向けたメッセージも発表されている。
「皆さんに応援していただいたおかげでオリンピックの切符がとれたと思っています。本当に、たくさんの応援ありがとうございました。オリンピックでは、もっともっと成長した姿をお見せできるように頑張り、金メダルをとります！ これからも応援よろしくお願いします」
