「心を捉えられるようなバスケットボールをしたい」
滋賀レイクスターズは昨日、4年間ヘッドコーチを務めたショーン・デニスの退任を発表したが、早くも今日、新たなヘッドコーチを発表した。今シーズンに佐賀バルーナーズを率いたスペイン人のルイス・ギル・トーレスだ。同じく佐賀からは保田尭之もアシスタントコーチとして就任することが発表されている。
佐賀はトーレスと保田が率いた2年間で、B3参入からB2へ昇格。今シーズンはB2プレーオフへの進出も果たした。トーレスは現役のスペイン代表アシスタントコーチでもある。
就任に際してのリリースでトーレスは、次のようなコメントを発表している。「この素晴らしいプロジェクトに関わることができて、とても嬉しいです。まずは皆様に好きになってもらえるような、心を捉えられるようなバスケットボールをしたいです。そのことが最終的に応援に来ていただけることに繋がると思っています。選手たちが良いディフェンスや多くの犠牲を払い、滋賀県やクラブ、すべてのために戦う姿をブースターの皆様に毎試合見てもらうことが最も大切で、コート上でその姿勢が皆さんに伝われば幸いです。皆様に応援しに来ていただけること、私たちと一緒に楽しんでいただけることを期待すると共に、コート上では毎秒100%出し切るチームを作り、滋賀レイクスターズをリーグの最も高いところへ連れていきたいと思います」
釜渕俊彦代表は「何よりも全身からみなぎる『情熱』に魅了され、2026年以降にスタートする『新B1』入りを目指すレイクスを次のステージへと導いてくれると確信しています」とのコメントでトーレスを紹介している。
2017年には当時Bリーグを制したばかりの宇都宮ブレックスのアシスタントコーチだったショーン・デニスを招聘して成功の基盤を築いた滋賀は、今回も素晴らしい指揮官を招聘したと言える。トーレスは東京オリンピックまではスペイン代表の活動をして、その後にチームに合流する予定となっている。