「チームの成功がみんなの成功なんだ」
3連敗中のレイカーズは、現地5月3日に本拠地ステイプルズ・センターでナゲッツと対戦し、93-89で勝利した。
足首のケガから復帰したばかりのレブロン・ジェームズは、昨日に続いての試合となったため欠場した。それでも、25得点7リバウンドを挙げたアンソニー・デイビスを筆頭に、アレックス・カルーソ(11得点)、ケンテイビアス・コールドウェル・ポープ(10得点7リバウンド)、テイレン・ホートン・タッカー(10得点)、マルク・ガソル(10得点7リバウンド)も2桁得点を挙げて勝利に貢献した。連敗を止めたレイカーズは、西カンファレンス5位に浮上している。
攻守両面で存在感を発揮していたのは、ベテランのガソルだ。55-55で迎えた第3クォーターの残り6分に再びコートに送り出されたガソルは、リバウンドだけでなく、このクォーターだけで2本の3ポイントポイントシュート沈めてチームに勢いを与えた。試合を通してのプレータイムは16分となったが、出場時の得失点差を表すプラスマイナスはチーム最多の+17となった。
ガソルは試合後の会見で「個人のことより、チームのことを考え始めないといけない。たとえプレータイムが0分だろうと、20分だろうと関係ない。チームの成功がみんなの成功なんだ。チームの成功のために貢献できれば、より多くの試合で勝てる」と語った。
アンドレ・ドラモンドの加入を境に出場機会が減っていたガソルだが、ヘッドコーチのフランク・ボーゲルから与えられた役割を粛々とこなしている。ガソルは自身の役割について、映画『パルプ・フィクション』で掃除屋として登場する『ザ・ウルフ』と形容した。
「僕の役割は、パルプ・フィクションの『ザ・ウルフ』のようなもので、みんなから必要とされる時にやって来て仕事をこなす。僕はそれを受け入れているし、できる限りその役割を全うしようと思っている」
デイビスもフィールドゴール成功率47.4%と負傷以前の状態に戻りつつある。プレーオフまではレブロンに過度な負担をかけないためにも、ガソルが言うようにチームファーストの意識で、レイカーズはレギュラーシーズンの残り試合を戦う。