八村塁

リムプロテクターのギャフォードが復帰

サンズのホームに乗り込んだウィザーズ。ブラッドリー・ビールが背中の張りのため、ダービス・ベルターンズが休養のためそれぞれ欠場となったが、ダニエル・ギャフォードが時間制限付きながら復帰を果たした。前半は2点ビハインドと互角の戦いを演じたが、第3クォーターにターンオーバーからの失点が増え、トランジションから3ポイントシュートを決められるなど24-44と大きく失速。最後まで反撃のチャンスをつかめず、106-134と完敗を喫した。

八村塁は25分間の出場で6得点7リバウンドを記録したが、フィールドゴールは7本中成功わずか2本と低調だった。また、クリス・ポールとのミスマッチを突くも、ポールの老獪なテクニックの前にボールを失ってしまい、ファウルが吹かれずに頭を抱えるシーンもあるなど、満足のいかないパフォーマンスに終始した。

ラッセル・ウェストブルックは17得点11リバウンド14リバウンドのトリプル・ダブルを達成した。それでも数字ほどのインパクトは残せず、「相手は第3クォーターに積極的にプレーし始めた。そこから立ち直れなかった」と語り、肩を落とした。

ウィザーズにとってはハウル・ネトがキャリアハイの24得点を挙げ、リムプロテクターのギャフォードが存在感を放ったことがわずかな収穫と言える。次はリーグ首位のジャズとの戦いが待ち受けている。3月19日の試合では131-122で勝利しているだけに、再びの金星に期待したい。