写真=Getty Images

2020年には30歳、円熟期で迎える次の五輪に意欲

リオ五輪でチームUSAの金メダル獲得に貢献したデマーカス・カズンズが、2020年の東京五輪出場に前向きな姿勢を見せている。

キングスのエースであるカズンズは、国際大会では主にインサイドの守備に特化。リオでは平均9.1得点、5.8リバウンドと、NBAでの成績(昨シーズンはキャリアハイの平均26.9得点、11.5リバウンド)と比較すると物足りなさを感じるものの、スタッツに表れない部分での守備でチームの勝利に貢献した。

そんなカズンズは現在26歳で、2020年には選手として円熟期を迎える。『Boston Globe』の取材に対し、カズンズは東京五輪出場の可能性について、「今よりも年齢を重ねてコンディション次第になるけど、現時点では出場には何の問題もない」

今大会も下馬評通り予選ラウンドから全勝でオリンピック3連覇を果たしたチームUSAだが、カズンズは国際大会の難しさを実感していると話す。

「ロスターを見るだけで『優勝するのは当然』と思われる。でも、国際大会は自分たちがいつもやっている試合とはかなり異なる。全員でアジャストするのが重要なんだ」

キングスでは『個の個性』が強過ぎる印象を持たれるカズンズだが、代表では一選手として、求められる役割を担っている。2020年のチームUSAに選出されるためにも、NBAで今後4年間活躍し続けることが求められる。

リッキー・ルビオと健闘を称え合うカズンズ。