パウ・ガソル

「キャリアをスタートさせたクラブに戻ることができてうれしい」

NBAで2度の優勝を経験したスペイン出身のパウ・ガソルが、古巣のバルセロナと契約を結んだ。

現在40歳のガソルは1998-99シーズンにバルセロナでプロキャリアをスタートさせると、2001-02シーズンから舞台をNBAに移しグリズリーズに所属した。NBAキャリア1年目にはルーキー・オブ・ザ・イヤーを受賞し、2008年にレイカーズにトレードされると、2009年と2010年にNBA連覇を成し遂げた。その後はブルズ、スパーズ、バックスと渡り歩き、2019-20シーズンはトレイルブレイザーズで開幕を迎えたが、足のケガの影響で1試合も出場することなくNBAのコートからは遠ざかり、その後は、復帰を目指しながらリハビリとトレーニングに励んでいた。

ガソルはクラブを通して次の声明を発表している。「キャリアをスタートさせたクラブに戻ることができてうれしいし、このチャンスに興奮している。すぐにでもチームに貢献したいと思っているよ。バルセロナのスタッフ、そして受け入れてくれたクラブに感謝したい」

ガソルはスペイン代表として4度のオリンピック出場を果たし、うち3大会でメダル獲得を成し遂げている。以前より、自身5度目のオリンピックとなる東京大会の出場を目指していると公言しており、過去のインタビューでも「5回目のオリンピックを最後にしたいという気持ちはある」と引退時期についても語っていた。

NBA優勝2回、オールスター選出6回、オールNBAチーム選出4回という輝かしいキャリアを持つガソルが、プロキャリアをスタートさせたバルセロナでどんなプレーを見せるのか。そして、今回の契約が満了する今年6月の時点でどのような決断を下すのかにも注目だ。