来月殿堂入りを果たすアイバーソンが、NBAカルチャーに与えた影響を語る
来月にバスケットボール殿堂入りを果たすアレン・アイバーソンが、先日収録されたラッパーJadakissとのインタビューで、現役時代にプレーした選手、現代の選手を含めた中でのトップ5、自身がNBAのカルチャーに与えた影響などについて語った。
Jadakissからトップ5の選手を聞かれたアイバーソンは、「マイク(マイケル・ジョーダン)、シャック(シャキール・オニール)、コービー(ブライアント)、レブロン(ジェームズ)、あと5人目は候補がたくさんいる」とコメント。「たとえば(ラッセル)ウェストブルック、カイリー(アービング)、(ケビン)デュラント、メロ(カーメロ・アンソニー)かな」と答えた。
NBA歴代7位の平均26.7得点を挙げたアイバーソンは、小兵ポイントガードの印象を一変させただけではなく、コーンロー、ゆったりしたシャツにパンツという出で立ちなど、コート外でもNBAに影響を与えた選手だ。嘘か誠か、アイバーソンのファッションによる社会的な影響を懸念し、NBAは2005年にドレスコードの導入を決めたとも言われている。
アイバーソンは、自身の影響力についてこう語った。
「俺は俺でいただけ。他に考えたことなんて何もない。ただ自分が育った環境の連中と同じ服装だよ」
現代のNBAでは、アイバーソンがトップ5の5番目候補に挙げたウェストブルックがファッションリーダーの一人として見られている。NBAファッションに一石を投じたパイオニアは、今の選手が自分自身でいられることが素晴らしいと言う。
「若い選手がやりたいようにやれていることが一番。何も恐れず、自分がしたい格好をしている。それが何よりのことだね」
現地9月9日にマサチューセッツ・スプリングフィールドで行なわれる式典では、アイバーソンのほか、レイカーズ時代の2000年から3連覇を達成したオニール、アジアを代表する元NBA選手のヤオ・ミンらがバスケットボール殿堂入りを果たす。