リオ五輪に向け始動した女子日本代表のキャプテンが、メダル獲得へ向けた意気込みを語った。
リオ五輪への出場が決まっているバスケットボール女子日本代表は、第一次強化合宿の真っ最中。4月12日と13日、練習がメディアに公開された。
JX-ENEOSサンフラワーズ同様、日々のトレーニングと試合に全力で取り組む姿勢を見せることでチームを引っ張っているのが、キャプテンの吉田亜沙美だ。強化合宿も4日目、厳しい練習が連日続く中で「体はボロボロ」と苦笑するが、リオ五輪に向けてすでに闘志を燃やしている。
Wリーグのシーズン終了から約1カ月。リオ五輪に向けて始動したAKATSUKI FIVEはかなりの強度のトレーニングをこなしている。吉田は言う。「オリンピックまで日数も少ないので、ここからガンガン上げていかないと。選手全員、それを覚悟の上でこの合宿をスタートさせていると思います」
「全員が中途半端な気持ちじゃないということが、この練習で証明されていると思います。やっぱりこれだけやっていかないと世界との差というのは埋まっていかないので、なかなかしんどいと思いますけど、全員で乗り越えていきたい」
目標が大きいからこそ厳しいトレーニングにも力が入る。「すべてはオリンピックでメダルを取るために、我慢して耐えて、自分たちのバスケットのためだけを考えて合宿をこの先していきたい」
チームが掲げるスローガンは「メダルへの挑戦!」。当然ながら、メダル獲得のハードルは相当に高い。そのためにはアジアを制した去年から、さらに強いチームを作り上げていく必要がある。
「まだどんなチームになるんだろうという感じです」とキャプテンは正直に話す。「まだ甘い部分があると思うし、新しく入った選手も多いので、その選手たちがどれだけアジアの時のメンバーについてこれるかが日本代表がステップアップしていくキーポイントになるかと思います。私たちも高い目標を持ってそこに向かって、下の子たちを引っ張っていくことが課題になります。チーム全体で底上げをしながら決勝に出ることを目標にしてやっていきたいと思います」
第一次強化合宿での吉田亜沙美のコメント、[後編]はこちら