「ケビンはジェームズのように、ほぼ何の経験もなしにNBAに挑戦した選手だ」
2020年のドラフト全体2位でウォリアーズから指名されたジェームズ・ワイズマンは、1年目の今シーズン12試合に出場し、平均11.3得点(新人5位)、6.3リバウンド(同2位)、1.6ブロック(同1位)と及第点以上のスタッツを残している。
指揮官のスティーブ・カーは、今後の球団を背負って立つワイズマンが手本にすべき選手として、バスケットボール殿堂入りが決まっているケビン・ガーネットの名前を挙げた。現地17日にメディアの取材に応じたカーは、「ケビン・ガーネットは私が尊敬している選手の一人で、もしジェームズが彼に会う機会を設けられるのなら協力する」と語った。「KG(ガーネット)はNBAを代表する守備力を持った選手の一人で、ほぼ何の経験もなしにNBAに挑戦した選手だ。高校卒業後にプロに転向したKGと同じように、ジェームズも大学時代は3試合しか出場していない。きっと参考になると思う」
ヘッドコーチのコメントに、ワイズマンも同意し「僕も、もし誰かに会えるのならKGを選ぶ」とコメント。「KGは好きな選手の一人だったし、現役時代にどういうアプローチで試合に臨んでいたかを知りたいね。高校からすぐにプロに転向した選手だから、どうやって1年目に成長していったのかも聞いてみたい」
「彼も若い時からNBAでプレーした選手だから、とにかくいろいろと聞いて吸収したい。NBAでの困難をどう乗り越えたのか、試合と練習でどうやってレベルアップしていったかを彼に教わりたいな」
1995年のドラフト全体5位でティンバーウルブズから指名されたガーネットは、1年目に平均10.4得点、6.3リバウンド、1.6ブロックを記録。現時点で同様のスタッツを残しているワイズマンがガーネットから教えを受けることができれば、成長に繋がるに違いない。