「自分の100%、120%の力を出せている」
オーストラリアのNBLが、新型コロナウイルスの影響で予定より遅れて開幕。メルボルン・ユナイテッドはアデレード36ERSとの開幕戦で89-65の完勝を収めた。馬場雄大はセカンドユニットの一員として勝利に貢献。試合が進むにつれて思い切りの良いプレーが出るようになり、17分の出場で10得点4リバウンド1アシスト1スティールを記録。ベンチからの出場でチームに大きな勢いを与えた。
試合後の会見で馬場は「試合の前はナーバスになっていました。コートに入ると、コーチが声を掛けてくれ、チームメートが助けてくれて、時間が進むにつれて落ち着くことができました。楽しんでプレーすることができました」とオーストラリアリーグでのデビューを振り返る。
攻守にインテンシティの高いプレーを見せ、特にオフェンスでは縦への推進力を出してチームに勢いをもたらす。これはBリーグや日本代表から彼が貫く『馬場雄大らしいプレー』だった。馬場は「自分のやるべきことは変わらない」と言い切る。
「自分の強みはハードなディフェンス、ランニング、チームメートを応援することです。みんな親切で、快適にプレーさせてくれる。だから自分の100%、120%の力を出せていると思います」
チームを率いるディーン・ヴィッカーマンは、馬場とともに会見に出席。隣にいる馬場について「チームが求める仕事をしてくれた。レーンに入って何度もパスカットし、速攻に走ってくれた」と、その働きぶりを称えた。「チームで最もスピードのある選手であり、個の力でアドバンテージをもたらす。チームにとって重要な役割を担っている」