レブロン「フランチャイズにコミットすることは素晴らしい」
去就が注目されたヤニス・アデトクンボがバックス残留を選択。アデトクンボはNBA史上最高額となる5年2億2820万ドル(約240億円)の超大型契約にサインした。これでバックスは今後も優勝を狙える戦力を確保することになり、スモールマーケットの地方チームにとっては非常に大きな契約合意となった。
結果的にバックス残留を決めたアデトクンボだが、昨今のトレンドでもある、優勝が狙えるチームに移籍するのではとの噂が立っていた。ヒートは移籍先候補の1つとして挙がっていたが、エースのジミー・バトラーはライバルの残留をよろこんだ。
「良かったと思う。彼は避けては通れない存在だ。レブロンを避けて通れないのと同じでね。2人に対しては正面からぶつかっていかなくちゃならない。彼らを倒さなきゃいけないんだ。シクサーズ、セルティックス、ラプターズも倒す必要がある。東カンファレンスには素晴らしい選手が揃ったチームが多い。ただ、どのチームに対してもビビってないし、実際楽しみでもある。僕らはベストのチームと戦いたいんだ。それが僕らのやり方だし、そうやってリスペクトを勝ち取るしかない」
レイカーズのレブロン・ジェームズは、アデトクンボとは置かれた状況も下した判断も違うと前置きしたうえで、アデトクンボにとっては良いことだったとコメントした。
「彼の状況を理解できるかは分からない。状況はそれぞれ全然違うからね。バックスはアデトクンボのために素晴らしいチームを作ろうと努力し、彼を引き留めるのに十分だったということだ。彼がバックスに残り、フランチャイズにコミットすることは素晴らしいと思うよ」
アデトクンボの歴史的な契約合意に関して、選手や評論家の反応で一番多かったのが、彼のようなスーパースターがスモールマーケットのチームに留まったことは素晴らしい、というものだった。田舎の小都市であるミルウォーキーに、アデトクンボが約50年ぶりのタイトルをもたらすことができるか。来週開幕する2020-21シーズンに注目だ。