写真=Getty Images

ジョージは右足解放骨折してから2年で五輪初出場を果たす

2014年夏、ポール・ジョージはアメリカ代表のエキシビションゲームで右足解放骨折という重傷を負った。右足があらぬ方向に曲がったショッキングな映像が世界中に発信され、彼は選手生命の危機に立たされた。

それでも不屈の闘志と忍耐力で長期間のリハビリに耐え、2015年4月に復帰。そして今夏、ジョージは、チームUSAの一員としてキャリア初の五輪出場を果たしている。中国とのグループリーグ初戦では15得点を挙げ、119-62での大勝に貢献した。

そのジョージが、リオ五輪の体操男子で跳馬の試技中に左足腓骨を骨折したフランス代表のサミル・アイ・サイドとの面会を希望していると『USA Today Sports』が伝えた。

『USA Today Sports』によれば、面会の日時は決まっていないものの、ジョージは同様のケガを経験したアスリートとして、サイドにとって必要な精神的なサポート役になりたいと考えているそうだ。

8月7日に手術を受けたサイドは、公式Facebookページに、4年後の東京五輪を目標にするというメッセージを投稿。重傷からわずか2年でオリンピックの舞台に立ったジョージならば、有意義なアドバイスを送れるはずだ。

オリンピックという4年に1度の大会で重傷を負ってしまったサミル・アイ・サイド。ジョージ同様不死鳥のように蘇り、4年後の東京で素晴らしい演技を見せてほしい。