「僕らはみんなデリック・ローズを見て育った世代」
ピストンズはドラフト全体7位でフランス出身のポイントガード、キリアン・ヘイズを指名した。トロイ・ウィーバーGMはドイツのラティオファーム・ウルムでプレーしていた昨シーズン以前からヘイズをスカウティングしていたという。
「キリアンのことは彼が16歳の頃から見てきている。新型コロナが流行する前に彼のプレーを見に行ったんだ。スカウティングを早めに初められたのはラッキーだったね。良いスカウトは仕事に取り掛かるのが早いんだ。彼が16歳の頃からプレーを見ててよく知っているしドラフトにも慣れている。キリアンがデトロイトに来てくれて本当に興奮しているよ」
ピストンズ入団が決まったヘイズはベテランのデリック・ローズとコンビを組むことになる。ポイントガードの補強はピストンズにとって最優先事項だったため、ヘイズの加入によって一番のニーズを満たすことができた。指揮官のドウェイン・ケイシーはルーキーとベテランが組むバックコートに大きな期待を寄せている。
「どのルーキーでもそうだが、学ぶことがたくさんある。デリック・ローズのような選手から学び、対戦し、技術を盗むことができる機会はそうそうない。2人が一緒にプレーすればエリートクラスのバックコートになる。キリアンは味方を見つけてパスを出す能力に長けている。素晴らしいパサーで視野も広い。デリックから多くを学んでくれるだろう」
ローズは来シーズンが契約最終年でシーズン中にトレードされる可能性もあるが、ヘイズにとってMVPを受賞したリーグ屈指のポイントガードから学べる機会は貴重だ。ヘイズもローズとのプレーを心待ちにしている。
「Dローズとプレーできること、学べること、練習で競争できることに心から興奮しているよ。選手として成長し、最初からたくさん学べる素晴らしい機会だ。来季はサマーリーグがないからシーズンはあっという間に始まってしまう。彼から学べることに心から感謝している。僕らはみんなデリック・ローズを見て育った世代だし、彼と一緒にやれることは間違いなく素晴らしいよ」