コリンズ退団を見据え、オコングを獲得?
ホークスは今年のオフシーズン積極的な補強に動いた。ラジョン・ロンド、クリス・ダン、ボグダン・ボグダノビッチに加え、フリーエージェントの『ストレッチ4』ダニーロ・ガリナーリ、ドラフトでは6位でセンターのオニエカ・オコングを指名した。
昨シーズンのトレードでセンターのクリント・カペラも獲得しフロントコートにタレントが集中しているため、来シーズンで契約の切れるジョン・コリンズの去就が注目されている。3年目のコリンズは昨シーズン平均21.6得点、10.1リバウンドを記録したパワーフォワードで、トレイ・ヤングと共にホークスのヤングコアとして活躍してきた。来シーズンがルーキー契約の最終年となるため、ホークスはコリンズを引き留めるには契約延長を提示する必要がある。
先日、ホークスのトラビス・シュレンクGMは記者会見でコリンズとの契約延長を希望していると発言したが、マックス契約を希望しているコリンズと球団には隔たりがあると報じられている。
来シーズンのホークスのラインナップを見てみるとコリンズと役割が重複している選手が複数いることが分かる。コリンズはピック&ロールのピック役だが、カペラもこの役割をこなすことができる。キャッチ&シュートの3ポイントシュート力はコリンズのほうが上だが、ディフェンス力ではカペラのほうが高い。新加入のガリナーリはアウトサイドシュートはもちろん、2番手のプレーメーカーとしても活躍できる。シュレンクGMはコリンズとカペラをスターターで使うと会見で話していたが、フィットしなければガリナーリとカペラが先発でコンビを組む可能性もある。
またガリナーリ、カペラの補強とオコングの指名はコリンズが退団した場合を想定した編成だとも解釈できなくもない。来シーズン開幕までにコリンズとの契約延長が成立しなければ、一気にトレードの噂が浮上することになるだろう。