パウ・ガソルは練習を続けてオファーを待つ
フリーエージェントのマルク・ガソルがレイカーズへ移籍したことにより、球団史上初のケースが誕生することになった。
『ESPN』によれば、兄弟ともにレイカーズでプレーするのはガソル家が初とのこと。マルクの兄パウ・ガソルは2007-08シーズン途中から2013-14シーズンまでレイカーズに所属し、2009年と2010年の連覇を成し遂げた。マルクは兄のようにキャリア全盛期をレイカーズで迎えるわけではないが、大ベテラン、そして優勝経験者として連覇を狙う王者に力を貸す。
パウもマルクのレイカーズ入りを喜んでいるという。まだ現役続行の意思があるパウは、以前「レイカーズでキャリアを終えられたら最高」と語っていた。マルクは『Sports Net』とのインタビューで、兄がチームに復帰する可能性について聞かれると、こう答えた。
「僕はあまりソーシャルメディアを見ていないタイプだけれど、パウはLAが大好きだし、ホームと思っている。もちろん、彼もレイカーズに戻りたい気持ちはあると思うよ。でも、それは僕には分からない。ロブ(ペリンカGM)やオーナーに聞くべき質問だよ」
2008年に成立したトレードでは、複数の選手と2007年のドラフト全体48位で指名したマルクの交渉権らをグリズリーズに譲渡することで、レイカーズはオールスターのパウというビッグネームの獲得に成功した。あれから12年がたち、弟のマルクがようやく歴史と伝統が詰まった『パープル&ゴールド』のジャージーを身にまとう。
練習を続けてオファーを待っているパウが再びNBAのコートに立つ可能性があるとすれば、負傷者が続出するシーズン後半になる可能性が高い。出場時間は限られるだろうが、これまでの経験、リーダーシップを注入できるベテランの存在は、優勝を狙うチームに欠かせない要素だ。ガソル兄弟がレイカーズのロスターに名を連ねることになるのかどうか、シーズン後半の動きに注目だ。