写真=Getty Images

サリッチが試合終了直前にガソルのレイアップをブロック

8月7日、カリオカ・アリーナで行なわれたリオ五輪の男子バスケットボール、グループBのクロアチアvsスペインは、クロアチアがダリオ・サリッチのブロックショットにより、72-70で欧州王者スペインを破る波乱が起こった。

下馬評では、昨年開催されたバスケットボール欧州選手権で優勝したスペイン有利という声が多かった。それでもクロアチアは47-54で迎えた第4クォーターに驚異的な粘り強さを見せる。最終クォーター中盤に7連続得点で逆転に成功し、2点リードで(72-70)終盤を迎えた。

メダル候補のスペインは、終了直前、パウ・ガソルが決まれば同点となるレイアップを放ち、オーバータイム突入かと思われた。だが、これに待ったをかけたのは、セブンティシクサーズ所属のダリオ・サリッチ。ガソルのレイアップをブロックショットで叩き落とし、クロアチアが欧州王者スペインから大きな1勝を収めた。

クロアチアでは、ボヤン・ボグダノビッチが23得点を記録。9日には南米の強豪アルゼンチンと対戦する。

サリッチのブロックに合い万事休す。FIBAランキング2位のスペインが敗れ、大会2日目から波乱の展開となった。

敗れたスペインでは、ガソルがゲームハイとなる26得点、9リバウンド、ニコラ・ミロティッチが19得点を挙げた。