キャプテンミーティング

田臥勇太や八村塁も激励「ウインターカップを楽しんで」

高校バスケの日本一を決めるウインターカップは、12月23日の開幕まで1カ月を切り、昨日は男女の組み合わせ抽選結果が発表された。今回、日本バスケットボール協会とバスケットLIVEでは、組み合わせ抽選の結果を受けて男女各60校の出場チームのキャプテンを集めたオンラインミーティングを実施。その様子がバスケットLIVEや日本バスケットボール協会のYoutubeチャンネルで配信されている。

事前に用意された3つのお題、『ウチのチームは、これだけはどこにも負けない』、『キャプテンとして心掛けていること』、『ウインターカップの目標』を各チームのキャプテンがフリップに書き、MCを務めた副島淳と船岡未沙希が紹介していく。初対面にもかかわらず、どちらも大のバスケ好きですぐに意気投合したという2人が、絶妙な掛け合いでキャプテンたちから話を引き出していった。

また、大会に臨む選手たちへ、かつてウインターカップでプレーした『先輩たち』からのメッセージも。能代工業で3年連続優勝の実績を持つ田臥勇太が「悔いのないようにプレーしてもらいたいと思います。応援しています」とエールを贈れば、昨年大会で優勝した福岡第一と桜花学園の卒業生として河村勇輝と平下愛佳も登場。さらに明成で大会3連覇を成し遂げたNBAプレーヤーの八村塁も「キャプテンのみんなはチームをまとめるとか苦労も多いと思うけど、みんな感謝してると思う。ウインターカップを楽しんで」と、各校のキャプテンたちを激励した。

さらには各界のバスケファンも登場。ウインターカップのオフィシャル応援団を務める大友加恋、バスケ好き俳優で知られる田中圭、RADWIMPSの野田洋次郎たちが、ウインターカップに出場する選手たちへ熱いメッセージを送った。

市立柏高校で、日本代表の太田敦也とともにウインターカップ出場の経験を持つ副島淳は、大会への思いをこう語る。「僕らの時代は3年生はインターハイが終わった時点で進学のために引退する選手もいました。そんな仲間の思いも背負ってウインターカップに向かってやっていく、その彼らが応援に来たりして、インターハイとはまた違った連帯感がありました。負けたらチームは解散なので、大会に懸ける思いは計り知れないものがありました」

また、船岡未沙希はプレーヤーだけでなく明治大では男子バスケットボール部の主務を務めた経歴の持ち主。「私自身が出場したことはありませんが、高校生にとっては集大成以上の意味を持つ大会だし、今年はインターハイがなくなって悔しい思いをしているので、例年以上に思いのこもった大会になると思います。高校生最後の大会が無事に開催されてほしいです」と語る。

今年はインターハイが中止となり、シードの決め方が変更されたため、組み合わせ抽選の結果は驚きを持って受け止められたに違いない。副島と船岡も「エグいっすねえ……」とトーナメント表を見つめてしばし茫然。船岡が「事前情報が少ないので、常連校じゃないチームにもチャンスがある大会になると思います」と語れば、副島も「インターハイや国体で相手の力を見定めてウインターカップに行くものですけど、今回はヨーイドン。去年の流れから言えば福岡第一と桜花学園が中心でしょうけど、他のチームにも並々ならぬ思いがあります」と、何が起こるか分からない『いつもと違う』大会へのワクワク感を語った。

https://youtu.be/T4JUchnjPJ0